角田光代著 「庭の桜、隣の犬」 講談社 2004年9月28日 発行 読了
読後の感想としては
私達が毎日無意識に生活している状態を
文章力のある作家が小説にすると
こんな風になるのかと感じた
自分の朝から寝る前までの行動と
感情と思考をそっくりそのまま
小説家の感性で表現したら
面白い小説になるかもしれない
平凡で小説になるような人生でないと
思っている人でも
小説家の腕によれば
面白可笑しく表現することも出来る
この小説に登場する人物が
奇妙に思えて面白いのは
自分の人生に当てはめてみても
さして違いがないので理解できるからである
奇抜な人生を生きた人の自伝を読んだら
それも又知らない世界が開かれるので
興味深々で読める
最近話題にされている宇宙人👽の話やUFO等の
話は夢中で読んでしまう
小説を読む楽しみは
自分という人間を確かめたい欲求でもある
究極の問い
「私たちは何者で、何故ここに存在しているのか」
を考えるチャンスだと思う