現在の会社に入社にしてから、たしか3回は休職していると思う。
今の私があるのは会社や上司、同僚たちのお陰と言っても過言ではない。
言葉にはできない感謝とはこのことを言うのだろう。
そう、私はとても幸運だった。

メンタルの病気を抱えて仕事を続けることは想像以上に難しい。
私の場合、今年で入社して14年目になる。
周りを見渡してみても極めて珍しい例だと思う。
11年目には係長という役職も頂いた。
ではどうしてここまで続けることができたのか、思うところを箇条書きにしてみたい。

まずは会社について
・病気を理解してくれる職場環境。
・勤務時間を体調に応じて配慮してもらえる。(時短勤務など)
・体調不良による急な休みの連絡をしても、嫌味を言われるどころか心配してくれる。
・仕事内容が私に向いている。(ほぼパソコンを使った事務職)

次に私自身について
・会社の戦力になりたいという思いが強く、会社にとって必要不可欠な社員になるための努力を無理のない範囲でしてきた。その姿勢によって信頼を得られたと自分では思っている。
・体調がしんどい時も多いが、特に朝はしんどい時が多いのだが、少々無理してもとりあえず出社する。その方がかえってリズムを崩さず体調が上向くことも多々ある。
・休日はなるべく気分転換する。しんどくて寝てばかりの時も多いが、出来る限りネットとかではなく外出する。私の場合はあちこちドライブとか食べ歩き。
・家族(父、母、ワンコ)の存在は大きい。病気とはいえ相当な心配をかけてきたので、少なくとも彼らがこの世にいるうちは頑張りたいという気持ち。また、3人とも超高齢なので私が色々な面で力になってあげたいという気持ち。
・最後に、このままで人生終わってたまるかという意地。負けず嫌いなんです。(笑)

みなさんはどう感じたかな。
もちろん、体調によってはどうにも動けない時もあるよね。
経験しているからよくわかるし、今でも時々そうなる。
だけど、理解ある職場や家族に支えられてここまで来れた。

もう一度言うけれど、メンタルの病気を抱えて仕事を長く続けることはなかなかに難しい。
だからチャレンジして結果ダメでも、どうか深刻に落ち込まないで欲しい。
大丈夫、チャンスは思わぬところにあるものだから。
でもね、運も必要だと思うけど、運を呼び込む努力はそれ以上に大切だと思うんだ。

幸運はいきなりドアを叩いてやって来たりはしない。
まずは目標を決めて、現在地からどうすればそこに辿り着けるのかを考える。
線で結べるといいね、曲がりくねっていてもいいからさ。
点線じゃダメだよ。(ウンウン

線で結ぶことができれば、つまり具体的なイメージができれば、あとは実行あるのみ。
一歩ずつ、一歩ずつ、地道にね。
近道はないと思う。
そして行動は思考をさらに前向きにする。
この好循環の波に乗れれば半分は目標達成したようなもの。

なんか偉そうなことを言ってしまったな。(滝汗)
もしも今、出口のない苦しい毎日を過ごしている人がいるのならば、そんなキミに最初の一歩を「エイヤッ!」って踏み出す勇気が出ますように。

「お前も頑張れよ!」←大吉くん


【ワンコと私の闘病記】


躁うつ病患者が通りますよっと




教師になって間もない頃にお迎えした大吉くん(4か月)



現在の大吉くん(16歳9か月)獣医さんにて