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私は廉価な記念貨幣を中心に集めています。
前回のブログではロマン派の音楽家の記念貨幣が多彩だと記述しましたが、音楽家個人ベースでみてみるとモーツァルトが多いと思います。次回紹介するベートーヴェンも多いですし、あまり市場に出てこないので入手困難ですがチャイコフスキーも多いと思います(チャイコフスキーはバレエの記念貨幣で多いのです)。
モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart /1756年1月27日~1791年12月5日)は今日12月5日が亡くなった日となりますので今回はモーツァルトの没後記念記念貨幣を紹介します。
オーストリア モーツアルト100シリング記念銀貨
(ウィーン・ブルク劇場のモーツァルト)1991年
図柄は作曲中のモーツァルト
W.A.MORZART
1756-1791
反対側です
ザルツ城と大聖堂
手前にウィーン・ブルク劇場
REPUBLIK ÖSTERREICH
19 ALTES 91
BURGTHEATER
100 SCHILLING
直径 34mm 量目 20g 素材Ag900
状態 Proof 発行枚数 100,000枚
縁はギザ
これはモーツアルトの記念貨幣のうち「没後200年」シリーズのうちの一種。
モーツアルトは、父レオポルトの英才教育の影響が大きかったことは有名ですが、その父と共にがザルツブルグの大司教に仕えていたことの両方が貨幣の図柄に表現されていると思います。
古典派を代表する音楽家として全てのジャンル(オペラ、交響曲、協奏曲、独奏曲)において多くの作品を残したモーツアルト。高校の時の音楽科の先生は、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と「トルコ行進曲(ピアノソナタ第11番第3楽章)」を音楽の時間に毎回必ず弾いてました。いったい何回聴かされたのだろうか。
18世紀、中欧の大国になったオーストリアではマリア・テレジアの統治下にあって音楽は保護され、それが市民階級にも広まっていったところで登場したのがハイドンとモーツァルトでした。
いろいろ事情があってモーツァルトは生活が苦しかったようです。
マリアテレジア1780年銘ターレル銀貨
(令和2年7月16日記事より)
貨幣とも音楽とも離れた話題になりますが、先月は公開直後の映画を見てきました。ここからはその感想です。
(映画のパンフレットより)
「グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声(原題 : Gladiator Ⅱ /2024年/米・英/英語/148分/PG15+)」は第1作の同じ監督リドリー・スコットの「グラディエーター(2005年)」の続編に位置します。
ローマ帝国の侵攻によって妻を殺害された主人公 ルシアスがローマ帝国の将軍と双子の兄弟皇帝に復讐するためグラディエーター(剣闘士)になって戦うというストーリー。
主人公 ルシアスは第1作の主人公 マキシマスと(コンモドゥス帝の)姉ルッシラの子どもであって、かつ先帝マルクス・アウレリウスの孫という設定。この辺はフィクション。
史実にフィクションを加えた要するにフィクションなので混乱します。ここらは難しく考えずにストーリーを楽しむべきなのでしょうね。
二作を通してみると登場人物では、哲人君主 マルクス・アウレリウス帝、コンモドゥス帝、ルッシラ及び 兄弟皇帝としてのカラカラ帝とゲタ帝は実在していますがルシアス他の人物は架空でしょう。マキシマスのモデルはいたのかもしれませんが。
カラカラ帝は巨大な浴場(カラカラ浴場)を建設したことで教科書に出てきます。
賢帝 マルクス・アウレリウス帝の唯一の失敗は、皇帝にふさわしくない実子 コンモドゥスを指名したこと。五賢帝時代の 優秀な後継者を次々に養子にしてして帝位を継承してくという伝統から外したことから二つのグラディエーターの物語が生まれたともみれるかなと。
「息子は選べないが養子は選べる」ことを皇帝継承のルールとすることでローマの五賢帝時代が実現したわけですが、その繁栄を崩壊させたのがマルクス帝の行った無能な実子に帝位を継がせたというルール破りだった(まさに終わりの始まり)いうわけです。
こういう史実をベースにしたスペクタクル映画は見終わったあと教科書で確認しないと歴史を誤解してしまいます。
例えば同じリドリー・スコット監督の「キングダム・オブ・ヘブン( Kingdom of Heaven/2005年)」ではエルサレム王国のボーワン4世やアイユーブ朝サラディンなどの登場人物は実在ですがストーリー展開は史実と異なってました。
但し、この映画は十字軍と現代のパレスチナ問題を知るきっかけになります。
また、両作とも映画の中で流れる音楽がスペクタクル映画らしい重厚で神秘的な響きで引き込まれ、あっという間の143分や194分だったということです。眠くなる暇はなかったです。
感想が長くなってしまいましたが、それだけこの映画がとてもよかったということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献 「ローマ人の物語30 終わりの始まり(中)」塩野七生 新潮文庫 (この本には著者の映画「グラデュエーター」への感想が詳しく載ってます)













