皆さんこんにちは
昔から私をご存じの方は小さい頃からやっていることが変わらないね~と、様々な意味を含め言います・・・
花粉症が終わりを迎える頃の初夏に私の活動は活発になり真夏になるとまたダラケると言う~動物と同じ動きをするんですが
釣り以外のこの時期の楽しみは山間部のガサガサと生き物調査
山間部の入り口にあったこの花はホタル何とか・・・ ホタルブクロって言ったかな?
千葉県では悲しい事にトウキョウサンショウウオが絶滅危惧種になり捕獲&移動が禁止になったと聞きました
確かに昔から比べると減っていると私も受け止めているのですが
サンショウウオの産卵場所である流れの緩い溜水に近い水路等をU字溝にしたりするのでそうなります。小川もそうで水面から高さのある三面護岸(両岸&川底コンクリート)なんか最悪です
魚だけでなく昆虫や貝など水生生物が何もいなくなります
地形的に
海で言うとリアス式海岸と言われますが山の方では谷津と言います。その複雑さが色々な地形を作りそれぞれに合った生物の活動の場所になり生物の多様性が生み出されるのです。
最近はエコトーンと言う言葉がありますが
陸地から池や川への接続部分で葦や水草などが生えている場所の比較的浅い場所を指します。
海の近くの川だとそこには小さな魚とカニが沢山いて大雨の強い流れや捕食者から隠れる場所になり山間部だと同じような理由で小魚にエビ類や昆虫類が同じように好んで住みます。
三面護岸は水際に川底に陸地と水辺の自然を分断してしまうので全くもってダメなんです
県では保護活動もしているようですが形式的に感じるのは私だけではないでしょう、現在も隣町でアカハライモリやホトケドジョウの住む場所にU字溝設置工事がされています・・・
県や自治体の工事や山林を切り開いてやるメガソーラーなどに壊滅的にされてしまう前にブレーキ掛けないといけないのですがアクセルとブレーキを両方踏んでいる状態では現実問題保全には程遠いと感じます。
自分の中にある程度の生き物生息場所のデータがありますが
ただでさえ何故か今年は少なかったり居なかったり多少増えたりを繰り返しながら減っています
その中でも工事が入って完全に居なくなり生息域データから消え過去に居た場所データになります
なので新規開拓にも余念がなく新しい生息地を見つけてそこにその生き物が居る事もしくは過去に居たことを記憶に残しています。そんなパトロールですが今回、嬉しい発見もありましたので報告します
遥か昔・・・U字溝が入り居なくなったと思っていたサンショウウオポイントですが先日久し振りに行ったらこんな感じになっていました
葉っぱが落ちてU字溝が埋まっております
水深は3cm~15cm程度ですが限りなく怪しいのでガサッとしてましたら~
トウキョウサンショウウオの赤ちゃんです
なんてキュートなんでしょう小さなお手々がこれまた
知らない人は網に入った時パッと見オタマジャクシに見え、こうやってよく見るとアホトロール(ウーパールーパー)に間違えますが大きくなると外に出ているフサフサ(エラ)はなくなり見た目もサンショウウオになります
これは天然記念物のオオサンショウウオも同じようですよ
それがそこに居ると言う事を知ると言うのが私の大好物
嬉しいなぁ~
そのピンポイントには一旦居なくなっても場所が昔に近づけば戻ってくるんだ逞しいねでも、あまり余計なことはしないで欲しいよね~
更に今回隣町との境でも今まで見落としていた場所で近年稀にみる数のサンショウウオの生息を確認
そして、途中話した町内の農家さんの池に今年大量のサンショウウオの卵があってそれが最近生まれてうちの池の中がサンショウウオだらけだ~と嬉しい報告もありました
あまりに強烈に手を入れられると中々回復できませんがまだ居るうちなら何とかなりますね
今回ショックなものも発見しました
それは気にしていなかったので今まで見落としていたのだと思いますがホウネンエビを地元で見つけたいと田んぼをウロウロすると田んぼの入り口にやたら子砂利が・・・
んっ
んん~
これはプラスチック被膜肥料と言うヤツではないでしょうか
表面のプラスチックが劣化して少しづつ数か月間かけて肥料が出るので撒くのが一回で済むから一発肥料とも言うようです
海洋流出を防ぐために各自治体で流出防止に取り組んでいるって言ったって田んぼの泥の中に撒いたこんなに小さい物をどうやって流出防止に取り組むんでしょうか?
出口にフィルターしても大雨などでオーバーフローしたら何の意味もない事なので気にするのであれば即使用を禁止した方が早いです
数年前にニュースで見て他の所での話かと思ったら地元でも
で、ホウネンエビはまだ見つけられていないんですが農薬ももちろんそうで更に肥料の撒き過ぎもいけないようなので
米農家さんでホウネンエビが自分の田んぼに居たら素敵だな~って方は大変かもしれませんがその辺頑張ってください
ホウネンエビが毎年居る田んぼの米はそう言う事なので高く売れると思いますし売ってください
また、違う田んぼでイモムシが落ちているのだと思ったら何かの幼虫が大発生していました本当に気持ち悪い
写真下が頭で突き上げているお尻の方で呼吸しているようです
調べてみましたらガムシという昆虫の幼虫らしくガムシは見た目ゲンゴロウみたいな虫でした
気持ち悪い虫でしたがこの田んぼだけやたらいるのでここは農薬が少なくて虫が住めるレベルなんだと思います
しかし、ここにもホウネンエビは居ない・・・
5月から7月の間の1か月だけの命のホウネンエビ遭遇率はかなり低く狭い門ですがいつか見つけたいです
卵から孵って2週間程度で大人になり生まれてから約一月の間に産卵しその後死ぬ不思議なエビ・・・
田んぼの水が無くなったら乾燥してしまいますが卵の状態でそれに数か月耐え
また田んぼに水が入れられ卵に水分が入ると活動を再開し生まれまた産卵・・・それを繰り返すんですって
どうしても近場で見つけたいんですがどうしても見たいので今年見つからなかったらズルしちゃおうかな~