ベイブレード解説:お父さんお母さんのためのベイブレード講座 -10ページ目

ベイの特性に対する基礎知識

ベイは、ウィールやボトムなどのパーツの組み合わせにより、いろいろな特性(タイプ)があります。

ベイの特性には、

・アタック(ATTACK)
・スタミナ(STAMINA)
・ディフェンス(DEFENSE)
・バランス(BALANCE)


の4種類のタイプがあります。

どのタイプが一番強いかというと、どのタイプも一番強くありません。

バランスタイプを除いた3つのタイプは、「じゃんけん」のように3すくみの状態になっています。

具体的には、

アタックタイプは、スタミナタイプに強く、ディフェンスタイプに弱い
スタミナタイプは、ディフェンスタイプに強く、アタックタイプに弱い
ディフェンスタイプは、アタックタイプに強く、スタミナタイプに弱い

のようになります。バランスタイプは、上の3つのタイプの平均的な特性を持ったタイプです。

では、それぞれのタイプの詳細を説明します。

○アタックタイプ
アタックタイプは、スタジアムを高速で移動し、相手を弾き飛ばす動きをします。そのかわり、持久力がなく、腕力が弱い子供だと、すぐにベイが止まってしまいます。また、こちらの攻撃が効かないと、逆にこちらの回転力が弱くなってしまうので、衝撃に強いデフェンスタイプは苦手です。

↓アタックタイプのベイの例↓


○スタミナタイプ
スタミナタイプは、抵抗の少ないボトムなので、スタジアムの中央でひたすら回り続けます。そのかわり、動きがないため、アタックタイプからの攻撃に弱くなっています。

↓スタミナタイプのベイの例↓


○デフェンスタイプ
ディフェンスタイプは、相手からの衝撃に強いタイプです。アタックタイプからの衝撃にも耐えることができ、相手の回転力を弱らせることが得意です。ただし、持久力はスタミナタイプほどないので、動きの少ないスタミナタイプは苦手です。

↓ディフェンスタイプのベイの例↓
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○バランスタイプ
バランスタイプは、上の3種類のタイプの中間的な特性です。販売されているベイの中でもバランスタイプは種類が多いので、自分好みのベイを見つけましょう。バランスタイプは、どのタイプにも善戦できます。

↓ディフェンスタイプのベイの例↓


いろいろなタイプのベイを試して、自分が得意そうなタイプをみつけましょう。

ベイの部品構成

ベイブレードの主役であるベイの部品構成について説明します。

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ベイ(正面)

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ベイ(裏面)

ベイを購入し、開封すると部品がバラバラになっていて自分で組み立てる必要があります。

それぞれの部品ごとに役割、様々な形状・特性がありますので紹介します。

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ベイの部品一覧

ベイを構成する部品は、上の画像の左から

・フェイス(FACE)
・クリアウィール(CLEAR WHEEL)
・メタルウィール(METAL WHEEL)
・トラック(TRACK)
・ボトム(BOTTOM)


です。それぞれの役割・特徴を説明します。

・フェイス(FACE)

クリアウィール以下全ての部品を、最上部からすべてつなぎ止めるボルトがフェイスです。フェイス上部には、ベイの特徴を表すキャラクターが描かれています。プラスチック製と金属製があり、金属製のフェイスを使うことにより重量を増やしベイを強くすることが可能です。

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フェイス


・ウィール(WHEEL)
ウィールは、クリアウィールとメタルウィールに分かれます。ベイブレード初期のベイには、クリアウィールありません。

クリアウィールとメタルウィールには互換性があって、いろいろな組み合わせが可能です。

クリアウィールは、ベイの特徴を表すデザインになっています。クリアウィールによって重量や形状が異なっていて、これによってベイの特性を変更することができます。

メタルウィールは、その名の通り金属製で、実際にベイとベイがぶつかり合う部品です。形状によって、攻撃力や持久力が異なります。

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クリアウィール(左)とメタルウィール(右)


・トラック(TRACK)

ウィールとボトムの間に入れる部品です。トラックの役割は、ベイ(ウィール)の高さ調整です。高さの高低で、ベイの特性は劇的に変わります。

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トラック


・ボトム(BOTTOM)

ボトムは、ベイの一番下にある部品です。ベイとスタジアムが接する重要な部品です。ボトムの形状により、ベイの動き・スピード・持久力などが変わってきます。

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ボトム

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ボトム(裏面)

以上のような特徴をもつ部品からベイは成り立っています。
各部品には様々な特徴があるので、各部品の構成によって様々な特性をもつベイが出来上がります。これがベイブレートの醍醐味です!

安全に遊ぶための約束事

ベイブレードは、基本的には子供が使うものですが、気を付けないとケガをする可能性が高い遊びです。

ケガをしないように、安全に遊ぶために気を付けないといけない約束事があります。


1.スタジアムには必ずフェンスを設置する。

フェンスとは、スタジアムを購入すると必ず付属している衝立のようなモノです。楽天からの画像ですが、下の画像を参考にしてください。スタジアムをぐるっと囲っているのがフェンスです。



ベイは、金属製で重量もあります。それに加え、対戦時には高速で回転していて、ぶつかり合っています。その衝撃を最初に見た人は、おそらく想像以上の迫力だと感じるでしょう。したがってベイが弾き出されるときは、かなりのスピードではじき出されるので、非常に危険です。

熱中しすぎて、顔を近づけることは非常に危険ですし、近くにコップなどの割れ物があっても危険です。

弾き出されたベイが危険な場所に飛び出さないようにするのがフェンスの役目です。必ずフェンスを設置しましょう。

注:本ブログでは、撮影の都合上、フェンスを設置していない画像や動画が掲載されることがあります。あくまで撮影上の都合ですので、みなさんは必ずフェンスを設置してください。


2.対戦する人同士または、対戦する人と観戦する人は十分に離れる。

ベイブレードは、ランチャーを引く力・スピードがあるほど強くなります。したがって、思いっきり腕を引くことになるので、勢い余って腕が隣の人の顔などに当たる可能性があります。熱中すればするほど、その可能性は高くなります。

また、ワインダー(ヒモ状の部品のことです)を完全に引き抜く形式のライトランチャーでは、ワインダーが隣の人の顔などに当たりやすくなっています。勢いよく引き抜いたワインダーは、完全にムチになります。凶器です。目に入ると失明の可能性だってあります。

実は、らーずもつい夢中になって、息子からワインダーのムチ攻撃を受けたことがあります。4歳の子供からでも非常に痛かったです。これが、息子の目を直撃することを想像するとぞっとします。

現在、思いつくのは以上ですが、気が付いたことがあれば、随時追加していきます。

最低限そろえなければいけないモノ

まったくなにもない状態から、ベイブレードで遊ぶために最小限そろえなければいけないモノは、

・ベイ×2個
・ランチャー×2個
・スタジアム

です。
では、それぞれ説明していきましょう。

ベイとは、コマ本体です。これがないとなにも始まりません。現在では様々な形状・特性をもったベイが数十種類以上販売されています。

この「様々な形状・特性」というのがベイブレードが大人気である一番の理由です。この件については、くわしく書くと、それこそ一冊の本ができてしまうほど奥が深いので、ここでは省略します。

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ベイの一例

次に、ランチャーです。ランチャーとは、ベイを回す発射台のようなモノです。ランチャーにベイを取り付け、ヒモ状のところ(ワインダーといいます)を勢いよく引っ張れば、ベイがランチャーから離れて回り始めます。ランチャーには、ライトランチャー・ベイランチャー・デジタルパワーランチャーの3種類があります。詳しくは、他の記事で紹介していきます。

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ランチャーの一例(写真はベイランチャー)


ベイとランチャーは、対戦するために最低2つずつ必要になります。

最後に、スタジアムです。スタジアムは、ベイがぶつかり合う土俵です。ただ回すだけなら、床でも可能ですが(床にキズがつくかも)、対戦するためにはスタジアムが絶対必要です。

スタジアムは、真ん中にいくほどくぼんでいて、自然にベイとベイが中心に来るようになっています。そのため、ベイ同士がぶつかり合い迫力ある対戦となるわけです。

スタジアムによってくぼみの形状が様々ですが、オーソドックスな形状のモノで問題ありません。

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スタジアムの一例

実際に買い揃える場合に、それぞれ個別に単品で販売されていますが、初心者には敷居が高いので、上記のモノがすべて揃っているセットが販売されています。

↑このセットは、平成23年1月9日現在、どこを見ても売り切れになっていますね・・・(ちなみに商品名は、「BB-32 ハイブリッドウィール対戦セット」です。)

まったくのゼロからとりあえずベイブレードで遊べるようにしたい場合は、らーず自身が最初に購入したセットを紹介しますので参考にしてください。下のリンクから楽天で購入できます。この2つを購入すれば、とりあえず対戦できるようになります。

在庫がある、楽天最安値の商品です。



ベイブレードとは?

ベイブレードとは、簡単に言えば「現代版ベーゴマ」です。

ルールもベーゴマと同じで、相手のコマを弾き飛ばすか、相手より長く回っていれば勝ちになります。
ベイブレードはベーゴマ同様、非常に単純ですが、人気が大爆発しています。

らーずが最初に、ベイブレードの実物を見に、最寄のトイざらすに行ったところ、ベイブレード売り場を見て唖然としました。

すごい人だかり・・・・・。

息子のためにがんばるお父さん・お母さん、さらにはおじいちゃん・おばあちゃんまで・・・。

小学生もいましたが、必死で買い求める大人たちでいっぱいでした。

人気があるとは従前に知っていましたが、「所詮子供のおもちゃだろ・・」と思っていたらーずは、正直ベイブレードをなめていました。

以上のような人気ぶりのベイブレードは、もともと子供向けの漫画雑誌「月刊コロコロコミック」に2008年10月号から連載されている「メタルファイト ベイブレード」から始まります。

「メタルファイト ベイブレード」以前には、「爆転シュート ベイブレード」が1999年9月号から2004年7月号まで連載されており、当時も現在同様、社会現象になるほどの大人気でした。

現在のベイブレード(メタルファイト ベイブレード)は、爆転シュートとは、ストーリーにまったく繋がりはなく、販売されているベイブレードも当時とは互換性はありません。

現在のメタルファイトと、爆転シュートは、基本的なルールや形態は同じベイブレードですが、まったくの別物と思ってください。

メタルファイト ベイブレートは、漫画だけでなくアニメも放映されており、劇場版・DVDもあります。

また、単に対戦して遊ぶだけでなく、公式ルールが設定されており、各地で公式の大会もあります。

ここまで読むと、ベイブレードの人気・奥の深さがわかっていただけたと思います。