愚かしく、愚かしく、醜く続くだけの日々。
誰かが笑い、(叫び) 、声を枯らしている。
純度のとても低い鋼を胸にしまい込む、僕ら。
空腹のさなか、アルコールだけをを流し込んで逃げ出した。
直ぐさまくるくると移りゆく景色。
有り余る程の湿度は、僕らの目の前をいよいよねじ曲げた。
「塞ぐことばかり、考えてたねって」
君が、口を突いて僕に吐き出した言葉。
じゃあ君は?なんて、僕の声が届く筈もなく。
瞬間、轟音が辺りをしつこく、揺らした。
きっと、僕が思うに、
君は何度溶かされようとも、何度奪われようとも、それでも凛と。
姿形も変わらずに、また時代を越えていけそうだけれど。
"全部、鉄の雨に降られ毀れだした!"
触れられない程、熱く、
目も当てられない程、痛くて、仕方ない。
耳を塞ぐほど目は醒め、
そして、目を塞ぐほど耳は冴えてしまう。
さっきの優しい空想だけ、失ってしまった。
脆いココロが悲鳴を擧げてる。
もう、とてもじゃあないけれど、留められない。
、、、
「繰り返すのは、進化できない証拠。」
(多分、これは何度もゆってたね。)
逃げてもなお、そんな事をゆって、さ。
お誂え向き、図々しく、愚かしく思う。
どうか、何も変わりません様に。
そのやけに薄い君の目の中に移る何もかも、全てが。
そう、君だけは幸せであれ。
疾っくに朽ち果てた、僕が願おう。