Kオジサンの東海道旅日記 第23日 令和3年10月9日(晴)  三島宿から元箱根まで | Kオジサンの東海道旅日記・中山道旅日記

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2018年2月から2019年3月にかけて、中山道を踏破しました。
2020年1月18日から東海道を歩いています。

令和3年10月9日 (晴)  三島宿から元箱根まで

今回、箱根越えを2泊3日で歩きました。
その二日目で、三島宿から元箱根までを歩きました。
歩き始めは三島の街の中でした。東海道線の旧東海道踏切を渡ると箱根の街道歩きが始りました。
初音ヶ原の松並木は街道歩きの雰囲気を盛り上げてくれました。東海道線の踏切を渡ると箱根旧街道が始まると言う雰囲気がしました。いきなりの愛宕坂。そして臼転坂、こわめし坂、上長坂と坂が続きました。箱根路を歩いて感じたのは塚原新田とか笹原新田と新田が多い事です。この一帯、恐らく原野だったのでしょう。荒地を開墾して新田にしたのだと思います。
長い距離の西坂です。
坂を登り、箱根峠へ。
そして、神奈川県へ足を踏み入れました。

今日の行程
ホテルセレクトイン三島 ― 三島大社 ― 日の出町 ― 新町橋 ― 今井坂 ― 
旧東海道踏切 ― 愛宕坂 ― 馬子唄碑 ― 初音ヶ原の松並木 ― 錦田の一里塚 ― 
箱根路の石碑 ― 塚原新田 ― 臼転坂 ― 市の山新田 ― 出征馬記念碑 ― 題目坂
 ― 法善寺旧址 ― 三ツ谷新田 ― 松雲寺 ― 下長坂(こわめし坂) ― 笹原新田 ― 
笹原一里塚 ― 上長坂(かみなり坂) ― 笹原地区の石畳 ― 三島スカイウオーク ― 
上長坂地区石畳 ― 富士見平 ― 浅間平地区石畳 ― 腰巻地区石畳 ― 山中城址案内所 ― 山中新田 ― 柴切地蔵堂 ― 雲助徳利の墓 ― 小枯木坂 ― 願合寺地区石畳 ― 
大枯木坂 ― 念仏石 ― かぶと石 ― 接待茶屋跡 ― 山中一里塚 ― 
箱根エコパーキング ― 新箱根八里記念碑 ― 冠木門 ― 箱根峠 ― 箱根新道分岐 ― 挟石坂 ― 風越坂 ― 赤石坂 ― 向坂 ― 箱根町港 ― 箱根駅伝記念碑像 ― 
箱根関所 ― 箱根杉並木 ― 葭原久保の一里塚 ― 元箱根港 ― 賽の河原 ― 
民宿大場





一般法人 中部地域づくり教会発行「東海道さんさくマップ」より引用しました。



朝、ホテルから富士山が望めました。



ホテルの食事場所です。
朝、6時から食事が出来ました。




並んだ食材とチョイスしてきた朝食です。




(07:34)
ホテルの直ぐ前。
静岡県道22号線です。
ここから箱根に向かって歩き始めます。





三嶋大社に寄ってきました。
ご夫婦と赤ちゃんがお参りに来ていました。
3人の写真。
スマホのシャッターを押してあげました。




日の出町地内を歩いています。
遠くに見える山々。
アノ山に向かって歩いて行きます。




(08:04)
東海道線の踏切へ来ました。





踏切の脇に有った箱根旧街道入口の案内板です。
お二人。
これから歩くと言って先へ進んで行きました。




箱根旧街道入口の案内板の地図です。
三嶋大社から箱根峠までを表示しています。





愛宕坂です。
上の方まで登って来たので勾配は緩くなりましたが、ここへ到達する前の方がキツかったです。




初音ヶ原の松並木を歩きます。
足元は石畳になっています。




錦田の一里塚です。
国道1号線を挟んで対になっていました。




(08:35)
箱根八里 西坂の指示票です。
錦田の一里塚の表示です。
箱根関所跡まで13㎞となっています。




箱根路の碑です。



塚原新田を歩いています。



臼転(ウスコロゲ)坂の頂部へ来ました。



坂公民館の前に来て、富士山ビューポイント。アジサイロードと言う表示が有り、形の良い富士が望めるようでした。公民館の裏手に行って見ました。



目を転じて、こちらは南西方面の眺望です。
駿河湾の海岸線。
そして右端には田子の浦辺りか、工場の煙突から煙が出ているのが見えます。




三ツ谷新田を歩いています。




道路の反対側を男性が歩いて来ました。
男性の側に向かい言葉を交わしました。
男性は芦ノ湖から来て、沼津まで歩くと話しました。




路傍の花。
アメジストセージとコスモスが盛んに咲いていました。
ここへ来る時、シュウメイギクも見かけました。




下長坂。またの名をこわめし坂と言います。
その名の通り長い坂です。




(10:09)
坂の上から歩いて来たご夫婦です。
スカイウオークから歩いて来たと話していました。



やっと、こわめし坂の頂部に到達します。



こちらは上長坂(かみなり坂)の入口です。
この先に笹原一里塚が有りました。




こんもりとした笹原一里塚です。



(10:38)
三島スカイウオークに来ました。
まだ新しく、ガイドブックの地図に載っていない場所です。




三島スカイウオークは吊り橋の施設です。
吊り橋の施設ですが、木に隠れて吊り橋が見えません。
でも、駿河湾の海岸線が判ります。




メインケーブルやアンカレイジ等パーツの紹介です。
大人が2100人乗っても大丈夫と書いてあります。




スカイウオークへのゲートから橋の方向を望みました。
チケットを買わずに近寄れるのがこの場所まででした。
少しコロナが少し落ち着いて来て、多くの人が訪れています。




街道歩き姿の男性です。
声を掛けたら、箱根から歩いて来たと言っていました。




(11:00)
上長坂(かみなり坂)です。
長坂と言うだけあって、長い坂ですが、下長坂ほどキツくは有りませんでした。




腰巻地区石畳の解説板です。



腰巻地区を歩いています。
両側に杉が林立しています。





(11:34)
箱根八里 西坂の指示票です。
山中城跡まで来ました。
関所跡まで、あと7キロです。




山中城址案内所に入りました。
ここで昼食にします。





カレー、うどんやそばのメニューです。
今日も天ぷらそばにしました。




山中城跡の門です。
ここから中へ入ってみます。




山中城跡へ少しだけ立ち入ってみました。



芝切地蔵に寄りました。




雲助徳利の墓です。



(12:16)
前の方から団体の列が来ました。
団体の1人に聞いて見たらクラブツーリズムで、箱根から伊豆フルーツパークまでを歩くと言っていました。




(12:20)
こちらは2班と言う所か。
前の班に続いて歩いていました。




願合寺地区石畳です。
杉林の中を東海道が通りぬけています。




人の通りが無く、ヒッソリとしたところです。
街道らしさが有りますが、逆に寂しさを感じます。




かぶと岩とかぶと岩の解説板です。




(13:22)
箱根八里 西坂の指示票です。
山中一里塚の場所。
箱根関所まで4キロです。




国道1号線の歩道の東海道です。
前方から男性二人が歩いて来ます。
近くまで来たら、朝の時、東海道線の踏切の所の案内板で会った男性たちでした。
アレアレ言う感じ。
二人は箱根峠まで歩き、戻って来たと話していました。




崩落個所が有った様で茨ヶ平に向かう道は通行止めとなっていました。



道路の反対側。
自転車で立ち止まっていた男性です。
何をしていたのだろうか。
声を掛けました。
東京から走って来たのだそうでした。
この自転車。分解して輪行袋に入れれば列車に乗れます。
この後、颯爽と走って行きました。




路傍に咲いていたタマガワホトトギスです。

見頃を迎えています。



箱根エコパーキングの横を通過します。
前方に冠木門




(14:03)
箱根八里 西坂の指示票です。
箱根峠の表示です。
字が消えて読み難くなっていますが、関所まで3キロとなっています。




路傍のリンドウが綺麗に咲いていました。
良い色をして居ました。



国道1号線で左に向かうのが芦ノ湖方面。
真っ直ぐ向かって行くと箱根新道。
インターチェンジのような場所です。歩行者にはどちらに向かえば良いのか判り難い所でした。




(14:15)
歩いて来て箱根旧街道の標識が有りました。
ここから挟石坂の説明札の方へ下って行きます。
挟石坂の説明札。
臼転坂と書かなければならないところを自転坂と書いてありました。
隣県の事なので知識が無かったのだろうか。




両側から雑草が伸びています。
坂と言うより階段状の急な道です。
幅が狭く、こんな幅でも籠が通れたのだろうか。




挟石坂から下ってきて、風越坂、赤石坂と名が変わりました。
国道1号線から芦ノ湖への道で、坂道を下ってきましたが、途中。坂道の名が変わりました。

続きの坂で何処までが挟石坂、何処からが風越坂なのか判らない状態でした。



(14:43)
箱根町港に来ました。
桟橋に海賊船が停まっています。

海賊船「ビクトリー」です。



箱根駅伝のブロンズ像が目に留まりました。
箱根駅伝ミュージアムの前に設置して有るのだと後から気が付きました。
この場所。
箱根駅伝の復路のスタート場所です。




優勝の記録です。
もう直ぐ100回を迎えます。
近時は青山学院の4連覇。
そして5連覇を阻んだ東海大学。
2022年はは第98回を迎えます。
箱根駅伝が終わると優勝校の名が書き加えられるのでしょう。




(15:01)
箱根関所に来ました。




箱根関所に入りました。
ここは小田原藩士が旅人を吟味する場所。
リアルに再現されていました。
この他に厩が有ったり下級武士が詰めている所が有ったりと、シッカリ表現されていました。




箱根関所資料館です。
関所の役割。
それに箱根関所だけでなく新居関所や気賀関所。木曽福島の関所。碓氷峠の関所なども紹介していました。




(15:50)
凄く太い並木です。
樹齢何年くらいなのだろう。
この並木たち。
ズーと旅人を見下ろしてきたのでしょう。




(15:54)
こちらは元箱根港です。
元箱根港に海賊船が接岸し、乗船客が下船してきました。

こちらの海賊船は「ロワイヤルⅡ」です。
「ビクトリー」と姉妹船なのでしょう。




(16:09)
民宿「大場」に到着しました。




民宿「大場」の部屋です。
今夜の宿泊者は私ともう1組でした。
もう1組。
女将は親子が泊まるようなことを言っていたが、夜遅く訪れ早朝には居なかったので、どんな人だったのか判らない。






今日の歩行数です。
3万1千歩余り、21キロで良く歩きました。



夢舞台・東海道 石碑

今回歩いた三島宿から箱根峠の区間。
途中、見落とした石碑が有ったかも知れませんが、14基の石碑を見かけました。
①川原ケ谷(箱根旧街道入口)
②谷田(松並木)
③塚原新田(臼転坂)
➃市の山新田(題目坂)
⑤三ツ谷新田(こわめし坂)
⑥笹原新田(笹原一里塚)
⑦笹原新田(笹原新田石畳)
⑧笹原新田(上長坂)
⑨山中新田(富士見平)
⑩山中新田(腰巻地区石畳)
⑪山中新田(山中城跡)
⑫山中新田(山中城跡)
⑬山中新田(願合寺地区石畳)
⑭接待茶屋


〇今回は14基の石碑を見かけました。静岡県に入って最初に見かけたのが白須賀宿の所でした。
 各地で見かけた夢舞台・東海道 石碑。
 全体では何基有ったのだろうか。


最後に
いわゆる箱根越え。その西半分で三島宿から元箱根までを歩きました。
次から次へと続く坂が有りました。坂に付いた名で臼転(ウスコロゲ)坂とかこわめし(強飯)坂と言う坂が有りました。こわめし坂は旅人の背中で米が蒸さってしまい、こわめし坂の名がついたとか。由来が面白いです。
長い距離を歩いていて、笹原新田や山中新田など新田と名が付いた所も多かったのです。新田となる前は荒れ地で有って開墾し、新田となったのではなかろうか。
長い距離を歩きましたが、良い体験が出来ました。






今日の経費
天ぷらそば         600円          
スポーツ飲料                     78円
飲料水          120円
箱根関所        500円
民宿         4,000円
おでん・他                    1,096円
合計         6,394円