2015年11月28日公開。
司法書士の伊武努(田中圭)は、姉の遺児・かりん(岩崎未来)を男手一つで育てていたが、敵対する者にかりんの通う幼稚園で元極道であることをバラされ、苦境に立たされてしまう。
オール広島ロケで、ライバルとなる弁護士・霧浦三郎役に山本耕史さん、伊武努の父親・伊武制覇役に竹中直人さんを迎え、ドラマ版からよりパワーアップしています。
しかし、映画化にあたり父親のキャスト・人物設定変更があり、日本のどこかで起こっていそうだった家庭崩壊にリアリティーがなくなってしまいました。
ゆえに、伊武努の心のひだも「憎しみ」という単層になってしまい、残念ながら、ドラマにあった癒しがたい「哀しみ」を抱えた複層的な圭くんの演技も影を潜めてしまいます。
伊武努のアクションシーンはカッコ良かったです。
沢木巽役の鈴之助くんをめっちゃ殴っています
原作者の田島隆さんもカメオ出演しています。
特典映像のメイキングはタナカー必見です
子役の未来ちゃんと戯れる圭くん。
親友の鈴之助くんと談笑する圭くん。
そして何より補助者・杉山英子役の森カンナさんが訴える台詞と動きの引っかかりに耳を傾け、瞬時に理解し、金田敬監督に演技の提案をする圭くん。
これぞ座長として信頼される俳優・田中圭の姿
★★★★★ 圭くん曰く、「思いのほか伊武が超~強かったので(笑)」
注:2019年1月7日の記事を加筆修正したものです。