昨年の10月から開催され、今も大盛況のフェルメール展。
開催前に出版された本を紹介します。
「牛乳を注ぐ女」と、観ている人の様子が写っているポストカード。
昨年の9月に「Books and Modern」というギャラリーを訪れた際に頂きました。
出版記念「フェルメール 植本一子」展のご案内状です。
出版記念の展示には行けませんでしたが、発売されてすぐに本を購入。
さっきのポストカードの写真が気になって仕方がなかったのです。
私が「牛乳を注ぐ女」を観ていても、こんなに魅力的な写真にはならないでしょうね~
なんて切実に思いました。
本は写真家の植本一子氏が現存するフェルメールの35作品すべてに会いに行く、という内容。
フェルメール絵画を所蔵する各国の美術館の様子も掲載されています。
臨場感に溢れる写真が満載でした。
私もこの本に出会う少し前の7月に、その中の一館を訪れました。
アムステルダム国立美術館です。
ここが所蔵しているのは
「小路」
「恋文」
「青衣の女」
そして
「牛乳を注ぐ女」。
10月になり、東京でのフェルメール展が開催。
入場時に行列ができる企画展に行くことには消極的な私ですが、日時指定入場制とのことなので参戦することにしました。
日ごろから混雑状況を伺いつつ12月のある日のこと。
今日こそと思って、当日の朝に9時~10時30分までの時間帯のチケットを購入し、並ぶことなく10時25分頃に入場しました。
幸運にもフェルメールルームに観覧客の波が押し寄せる合間でした。
「牛乳を注ぐ女」の前はポッカリ空いていたので、ゆっくりと再会できたのです。
なぜこんなにも牛乳を注いでいる彼女のことが気になるのでしょう。
私の部屋の片隅にはいつもこの小箱があるからかもしれません。
2008年に東京都美術館で開催されたフェルメール展で購入したものですが、彼女自身は来日しなかった記憶があります。
ナラン