「座標平面上に表れる図形(三角形)の面積」の続きです。
これまでの記事では、x軸もしくはy軸に平行な辺が1辺以上存在する場合の三角形の面積についてご紹介致しましたが、本題では、1辺も平行な辺が存在しない場合について、ご紹介致します。
「三角形を2つに分割する」と言っても、ただ頂点から直線を引けばいいというものではありません。
分割する目的を把握してみましょう…。
そうです!!
「x軸もしくはy軸に平行な辺が1辺以上存在する場合」の要領が使えるようにするためですね。
軸平行な辺のおかげで、具体的な長さが難なく求められるのですから、いくら分割しても引いた直線が「斜め」のままでは、底辺と高さを出せませんからね。
y軸に平行な直線を引いた後、その直線と三角形の辺の交点を求める「準備」が必要になってきますが、この手順につきましては、「比例・反比例・一次関数・二次関数」(直線の式の決定法)及び「直線の交点の座標を求める」をご覧の上、ご確認くださいね。



ここまでご紹介の、座標平面上に表れる三角形の面積について、
3頂点がわかれば、面積も求められるということが、把握できた方もいると思います。
それで正しいのです!!
これを使うことで、関数のグラフ(放物線など)上に存在する3点を結んでできる三角形の面積も、柔軟に求められるのです。
そしてそのような問題は、各都道府県の公立高校入試問題で、非常に人気があります!!
実際に出題された、座標平面上の三角形の面積に関する問題も、追ってご紹介致します。