キャスト:新田真剣佑/山崎紘菜/鈴木伸之
配給:東宝
公開:2021年3月
時間:115分
Sobald du dir vertraust, sobald weißt du zu leben.
「自分自身を信じてみるだけでいい。きっと,生きる道が見えてくる」
ドイツの詩人で劇作家のヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテが1808年に発表した戯曲『ファウスト』第1部で悪魔メフィストフェレスがファウストにむかって言うセリフだ。そんな一節から始まる『ブレイブ -群青戦記-』を今夜は紹介。原作は笠原真樹の人気コミックス『群青戦記 グンジョーセンキ』。原作漫画の第1部を人気若手俳優の共演で実写映画化したアクション・エンタテンメントだ。監督は『踊る大捜査線』シリーズや『亜人』の本広克行。
全国屈指のスポーツ名門校・星徳学院。弓道部に所属する西野蒼(新田真剣佑)は自分に自信が持てず,部活にも身が入らないでいた。そんな彼を気にかける幼なじみで同じく弓道部の瀬野遥(山崎紘菜)と,剣道部主将として活躍する松本孝太(鈴木伸之)。しかしある日,突然の落雷の後,学校の外の見慣れた風景は見渡す限りの野原となり,校内に刀を持った野武士が襲来。次々と斬られ,倒れていく生徒たち。
皆がパニックに陥る中,歴史オタクの蒼は,学校が丸ごと戦国時代,“桶狭間の戦い”の直前にタイムスリップしてしまったことに気づく。やがて,友達を救い出し,元の時代へと戻るため,剥きだしのまま戦場に放り出される高校生たちは,“部活で培った身体能力”と“未来を知る現代人の知識”を活かして,戦国時代を生き延びようと動き出す。こうして,前代未聞の高校生アスリートvs戦国武将による戦いが幕を開けるのだったが…。
齢食ったせいか“学園モノ”の青さにときめかなくなったし,“タイムスリップ”素材にも飽き気味で放置していた作品だったが,三浦春馬の徳川家康と松山ケンイチの織田信長は見てみとくか♪ と,配信のポタンを押してみた1本。本広監督らしい日常と非日常のコントラスト,蒼と遥と孝太の友情,そこに“ベテラン”のような佇まいで絡んでくる三浦春馬と松山ケンイチ。ラスオチは読めてしまったが,最後まで楽しめる,よくまとめられた1本だ。
そう言えば新田真剣佑の父・千葉真一も“タイムスリップ”モノの『戦国自衛隊』(1979年・東宝・東映)で主役してたなぁ。
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