星の王子 ニューヨークへ行く | p・rhyth・m~映画を語る~

p・rhyth・m~映画を語る~

メインブログ【くた★むび】



原題:Coming to America
監督:ジョン・ランディス
キャスト:エディ・マーフィ/アーセニオ・ホール/ジェームズ・アール・ジョーンズ
配給:パラマウント映画/UIP
公開:1988年12月
時間:117分




2夜連続で『星の王子 ニューヨークへ行く』シリーズを紹介。まずは『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズで波に乗っていた頃のエディ・マーフィがアフリカの小国の王子に扮するコメディ第1弾。監督は後に『ビバリーヒルズ・コップ3』でもエディ・マーフィとタッグを組むジョン・ランディス。

アフリカにある豊かな自然と豊富な資源に囲まれたザムンダ王国の若き王子アキーム(エディ・マーフィ)。21歳となった彼は,婚約式を間近に父であり国王のジョフィ・ジャファ(ジェームズ・アール・ジョーンズ)に,「王子としてではなく,男としての自分を愛してくれる花嫁が欲しい」と訴える。彼の前に姿を現わした婚約者のイマニ(ヴァネッサ・ベル)は,予想通り徹底した花嫁教育を受けていて,すっかりアキームをうんざりさせたのだ。

アキームの申し出を「結婚する前に女遊びがしたい」と解釈した国王は,友人で世話役のセミ(アーセニオ・ホール)と共にニューヨーク行きを許すが,アキームの真の目的は自分自身で結婚相手を探すこと。クイーンズの安アパートの一室を借りたアキームは早速花嫁探しを始めるが,なかなか理想の女性を見つけられない。そんな中,ある慈善イベントで出会ったリサ(シャーリー・ヘドリー)に一目惚れし,彼女の父親が経営する“McDOWELL”というバーガーショップで,アフリカからの留学生として働くことにするのだったが…。

“勢い”とは不思議なもので,この時期のエディ・マーフィは,どんな役をやってもハマる。ドタバタさえも必然のシーンに思わせるし,構成もしっかりしていて見入ってしまうのだ。

ちなみに,アキームのアパート1階にある床屋のクラレンス,常連客の白人ソール,教会で歌うバンド“セクシーチョコレート”ボーカルのランディ・ワトソンは,みんなエディ・マーフィ。ディスコに居るとてつもなく不細工な女,あごひげのある床屋の従業員モーリス,ブラウン牧師は,セミ役のアーセニオ・ホール。アカデミー賞特殊メイクアーティストのリック・ベイカーにより,それぞれ一人四役を務めている。

バーガーショップ強盗は,当時40歳でまだ無名な頃のサミュエル・L・ジャクソン。


映画クタ評:★★★★


右矢印サミュエル・L・ジャクソン作品まとめ

右矢印エディ・マーフィ作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

星の王子 ニューヨークへ行く2』(2021年)


カチンコもっとカチンコ
『星の王子 ニューヨークへ行く』
▼お友達ブログ▼