監督：マイケル・ベイ
ｷｬｽﾄ：マーティン・ローレンス／ウィル・スミス／ティア・レオーニ
配給：コロンビア映画
公開：1995年11月
時間：118分
３夜連続で『バッドボーイズ』シリーズを紹介。今夜紹介する第１弾は，ほぼ25年前に公開された作品。それまでCMディレクターとして活躍していたマイケル・ベイの映画監督デビュー作で，ウィル・スミスのブレイクのキッカケともなったアクションコメディ映画だ。
犯罪都市マイアミ。ある夜，マイアミ市警始まって以来の大胆不敵な窃盗事件が発生した。警察内部に保管してあった１億ドル相当の押収ヘロインが跡形もなく消失したのだ。内部調査班が動きだし外部に洩れる前の解決が至上命題となったため，猶予は72時間。麻薬調査班を率いるハワード警部（ジョー・パントリアーノ）は，この任をマーカス（マーティン・ローレンス）＆マイク（ウィル・スミス）のコンビに命じる。家族主義者のマーカスとプレイボーイのマイクは正反対の性格だが，コンビとしては抜群。勢い余っての暴走だけが悩みの種だった。
一方，マイアミ市警からヘロインを盗み出したフーシェ（チェッキー・カリョ）率いる組織によってマイクの元恋人マックス（カレン・アレクサンダー）が殺されたのを見た親友のジュリー（ティア・レオーニ）は，マイクに保護を求める。しかし，不在のマイクに代わってマイクのフリをしたマーカス。ハワード警部の命令で，マイクとマーカスは，互いに入れ換わったままで捜査を続けることになるのだったが…。
この設定だけだと，ありがちな“バディ刑事モノ”を想像しがちだが，運と勢いのある監督×W主役が化学反応を起こす。マイアミの開放的な風景をバックに展開されるテンポの良いストーリー，主人公２人の粋な会話，ノリのいい音楽に笑いをミックスさせ，このテの映画にしては新鮮で，胸踊るようなアクション娯楽作品に仕上がっているのだ。
作品中でマイクとマーカスが口にする歌は，1993年にインナー・サークル(Inner Circle)というジャマイカのレゲエバンドがリリースし，グラミー賞を獲得した曲。米FOXの人気TV番組『全米警察24時 コップス』の主題歌で，アメリカのみならず世界的ヒットとなった。
ジュリー役のティア・レオーニは，この後『ディープ・インパクト』でもヒロインの座を掴み，一気に知名度を上げていった。
ｸﾀ評：★★★★☆
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『バッドボーイズ／フォー・ライフ』(2020年)
『バッドボーイズ／RIDE OR DIE』(2024年)
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