監督：マイケル・ベイ
ｷｬｽﾄ：ウィル・スミス／マーティン・ローレンス／ガブリエル・ユニオン
配給：ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント
公開：2003年11月
時間：147分
前作の８年後に公開された第２弾。８年の間にマイケル・ベイ監督は『アルマゲドン』でヒットメーカーの階段を駆け上がり，ウィル・スミスは『インデペンデンス・デイ』，『メン・イン・ブラック』シリーズで人気を不動のものとした。
父親の財産のおかげでリッチな生活を送っているマイクの愛車は前作の“ポルシェ911ターボ3.6”から“フェラーリ550マラネロ”へ。車のCMを手がけていたマイケル・ベイ監督だけあって，他にも登場する名車が，マニアにはたまらない。
マイアミ市警では，より巧妙さを増す麻薬密輸入の取締に頭を痛めていた。ハワード警部（ジョー・パントリアーノ）は東海岸全域を治める巨大麻薬シンジケート撲滅のため，新たに特捜チームTNT(戦術麻薬捜査部隊)を立ち上げ，敏腕刑事コンビ，マーカス（マーティン・ローレンス）とマイク（ウィル・スミス）をその任に就けた。狙うは東海岸全域をしきり，合成麻薬エクスタシーを大量にさばいている巨大シンジケートの壊滅だ。
さっそく仕事に取り掛かる２人だったが，彼らは互いに打ち明けられない悩みを抱えていた。マーカスは最近危険な現場の仕事から離れたいと思うようになっていた。一方，マイクはマーカスには内緒で彼の妹シド（ガブリエル・ユニオン）とつきあっていた。そして，そのシドもまた，２人に対しある秘密を抱えていた。彼女は連邦麻薬取締局(DEA)の捜査官で，マーカスとマイクと同じく麻薬王への接近のためにおとり捜査を行っていたのだったが…。
マーカスの娘メーガン（ビアンカ・ベチューン）を初デートに誘いに来るレジー（デニス・グリーン）など，続編の『フォー・ライフ』へと繋がるシーンは要チェック。勢いだけで突っ走っていた前作から，役柄もリアルでも成長したマーティン・ローレンスとウィル・スミスのボケとツッコミ感が何とも心地よい。
アクションはもちろんスケールアップ。CGに頼らない重量感あふれる本物のカーアクションと，後半の熱い銃撃戦まで，とにかく目が離せないし，文句なく楽しませてくれる１本だ。
ｸﾀ評：★★★★☆
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『バッドボーイズ／フォー・ライフ』(2020年)
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