翔んで埼玉 | p・rhyth・m~映画を語る~

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英題:Fly Me To The Saitama
監督:武内英樹
キャスト:二階堂ふみ/GACKT/伊勢谷友介
配給:東映
公開:2019年2月
時間:106分




少女漫画界のギャグマンガ,そしてBLのパイオニアとして1978年から連載の続く人気漫画『パタリロ!』。その作者の魔夜峰央が1982~1983年に3度だけ連載した“未完の漫画作品”を原作に,『テルマエ・ロマエ』シリーズや『今夜、ロマンス劇場で』の武内英樹監督が実写化した『翔んで埼玉』を今夜は紹介。

原作が未完であるため,原作をベースにした“伝説パート”と,後年に埼玉在住のある一家がその伝説を聞いたことをきっかけに,郷土への愛を深めるという映画オリジナル展開“現代パート”が交錯する構成。オープニングには魔夜峰央本人まで登場させる。

暑い夏のある日,埼玉県熊谷市に住む菅原愛海(島崎遥香)は,都内で行われる結納のため,父・好海(ブラザートム),母・真紀(麻生久美子)と共に車で東京へ向かっていた。結婚を機に,東京都に引っ越して東京都民になるとはしゃぐ愛海。そこに,カーラジオのNACK5で,都市伝説を題材にしたラジオドラマが始まった。それは“埼玉解放の伝説の人物・麻実麗”の物語だった。

かつて,埼玉県民は東京都民からひどい差別を受けていた。東京へ入るのにも通行手形が必要で,手形がなければ即強制送還という屈辱の日々を送っていた。そんなある日,東京の超名門校・白鵬堂学院に,アメリカからの帰国子女・麻実麗(GACKT)が転校してくる。容姿端麗で洗練された立ち居振る舞いの彼だったが,実は隠れ埼玉県人で,埼玉解放戦線のメンバーだったのだ。しかし,都知事の息子で生徒会長の壇ノ浦百美(二階堂ふみ)は,そんな麗にいつしか心惹かれてしまう。正体がバレて追われる身となった麗と行動を共にしていく百美だったが…。

ほぼ女性に見えるけど,二階堂ふみは男子の役。BL混じりの魔夜峰央ギヤグについていけない人は,見ない方が良い。逆に,魔夜峰央ファンは「よくぞ実写化してくれました!」と崇めたくなるハズ。

ちなみに,島崎遥香とブラザートムは埼玉県出身だが,GACKTと二階堂ふみは沖縄県出身だったりする。

共演は他に,伊勢谷友介(東京都出身),中尾彬(千葉県出身),京本政樹(大阪府出身) など。


映画クタ評:★★★★


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