ジュラシック・ワールド | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Jurassic World
監督:コリン・トレボロウ
キャスト:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/タイ・シンプキンズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和
公開:2015年8月
時間:125分




ジュラシック・パークIII』から14年ぶりとなるシリーズ最新作。「これはやっぱ3Dで観とかなきゃでしょ!」と決めてはいたものの,なかなか予定が合わず,8月末にようやく,恐竜たちに会いに行けた。

コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では,かつて多くの犠牲者を出した“ジュラシック・パーク”に変わる新たな恐竜テーマ・パーク“ジュラシック・ワールド”がオープンし,連日多くの観光客でにぎわっていた。この日は,パークの監督官クレア(ブライス・ダラス・ハワード)の甥で16歳のザック(ニック・ロビンソン)と11歳のグレイ(タイ・シンプキンス/吹替:松岡茉優)の兄弟が来園していた。しかし多忙なクレアは兄弟に割ける時間などなく,彼らの相手を部下に任せることに。折しもパークでは,Tレックスよりも巨大で凶暴な新種の恐竜“インドミナス・レックス”を遺伝子組み換え操作で創り出し,新たな目玉アトラクションとして準備中だった。獰猛なヴェロキラトプルさえ手なずけてしまう動物行動学の専門家オーウェン(クリス・プラット)は,そんなパークの経営方針に警鐘を鳴らすのだったが…。

舞台となるのは,22年前にシリーズ1作目『ジュラシック・パーク』で描かれたのと同じ島。イノベーション・センターにあるジョン・ハモンドの銅像や,兄弟が迷い込んだ先に現れる荒れ果てた旧ビジターセンターが,懐かしさとともに,このシリーズに出会った時の興奮を甦らせる。

ストーリー展開もシリーズ1作目をスケールアップさせただけな印象だが,初めてこのシリーズを観る世代にとっては,この作品が『ジュラシック・ワールド』という新しいシリーズの1作目として語られてゆくのかもしれない。開演待ちの多くの親子連れを見て,フッとそんなことを考えた。

監督は新鋭コリン・トレボロウ。長編第2作目にして『アバター』『タイタニック』(1997年・パラマウント)に次ぐ世界興収歴代3位となる作品に仕上げた辺り,さすがスピルバーグのお墨付き。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年・ディズニー)に引き続き主役の座を射止めたクリス・プラットが,アライグマに代わりヴェロキラトプルを手なずけてるのは感動ものだったが,個人的にはやはりグラント博士かエリーかマルコムが見たかった。シリーズキャラで唯一の出演がヘンリー・ウー(B・D・ウォン)で,それもちょいワルな雰囲気だったので★ひとつ減らしてしまった。


映画クタ評:★★★★


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◆シリーズ一覧◆

ジュラシック・パーク』(1993年)

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)

ジュラシック・パークIII』(2001年)

ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)