寒い朝から ドンドンと
解体の音がこだまする
近所の 空き家の解体が始まった
そのおうちには ご夫婦が住まれていて
5~6年前に 奥様が突然倒れられて
そのまま 病院に入られたのだが
意識のないまま亡くなられた
まだ 70過ぎの方だったと思う
一人残された旦那様は
それまでの生活が一変し
何もかも ご自分でされてるようで
たいへんのようだった
とゆうのも
その方は ももっちの友達で
こうゆうと 変だけど
まだ ももっちが
外で番猫をしてる時に
よく ももっちに会いにきてくれていたからだ
だから 私の知り合いとゆうより
ももっちの知り合い
ももっちの友達であったのだ
来るとなぜか
ももっちのひげに触って
何やら話しかけてくれていたものだ
奥さまを亡くされてからは
毎日のように来られていた
そのうち
ももっちも番猫生活を卒業したので
数年前から会える回数も少なくなっていた
そのうち 彼は来なくなったので気になっていたら
近所の方の話では
一人生活する中で倒れられて
病院に入られているとのことだった
そのうち
住まれていたおうちは
お庭の草も生い茂って
彼の姿も見れなくなった
そして何か月かして
引っ越しで 荷物が運ぶ出されていたので
前のおうち方に聞くと
なんと 去年に彼は亡くなっていた
ももっちの友達が亡くなった・・・・
私はなんだかすごく落ち込んだ
いつかまた やってきて
彼が
ももっちのひげを引っ張る
ものと思っていたからだ
そうだったんだ・・・
ソファーベッドに寝てる
『ももっち 渡辺さん亡くなったんだってよ』言うと
ももっちは 一瞬 う~ん?と
私の顔を見て何って言ったの?と言ったように思えた
けど また ソファーに顔をうずめて何もなかったように寝てしまった
彼には子供さんがいなかったので
どうしたんだろうな~
なんて 考えると
自分たち夫婦にも 子供がいないので
なんだか身につまされるような思いがした
遠くから 解体の音が一日響いていた
私たちもどうするんだろう どうなるんだろう・・・
大きな音が聞こえる度
何度も考えてしまう
それに渡辺さんはどこに行ったんだろう
どこに葬られたんだろう
どこにもいなくなったんだ・・・
次の日そのうちの前を通ると
解体中の家と
庭に残された 古木の梅と 松がまだ解体されずに残っていた
この木もなぎ倒されてしまうのかと・・・
そう思うと泣けてきそうになった
かわいそう
そのまま そこか移植できないのか・・・
いや いや 彼と一緒に行くんだと思おう
何日かのち
すべての庭木も処分されて
そこは更地になっていた
そして 本当に渡辺さんはいなくなった・・・・
さよなら 渡辺さん
ももっちと共に心からご冥福をお祈り申し上げます
天国からももっちを見守ってくださいね
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