2005年11月21日
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保守

保守

ご無沙汰

もう少ししたら、日記として再スタートします。

23日め

待つだけの毎日。


大丈夫だ、きっと、と気楽になれる時と、でも、もしかしたら、という不安に襲われる時が交互に続く。

早く知りたい気がするが、永遠に知りたくない気もする。やっぱり怖いのだ。


今日は1日仕事。夜8時から校正に行く。

明日が最終入稿だから、原稿直しも早めにということで、とりあえず確認が必要なものだけはリライトして

メールした。これでちょっと安心。


最近ではめったに電車に乗ることはなく、今日は久々の地下鉄だった。

最寄り駅は始発液なのだが、向かいに座っていた女の子が、いきなりラップで巻いたおにぎりを出し(自家製)、味付けのりを巻いて、何かを読みながら食べ始めた。少し前から、電車でおにぎりやパンを食べている子を見るが、あれってどうなんだろう。必ず、若い女の子なんだけど。


時間がない、お金がない、もわからないではない。が、彼女たちに決定的にないのは羞恥心であり、いわゆる慎み深い心だ(死語かな?)。物を食べるという行為は本能に根ざしたものだから、ふさわしくない場所では、やはり恥じらいを伴う行為ではないのだろうか。


電車内で味付けのりの匂いをさせながら、むしゃむしゃおにぎりをほおばる姿は、幼児なら可愛いかもしれないがキレイに化粧をしておしゃれをした女性にとっては、決して美しくはない。この子たちって、彼氏が遠くから見ていたとしても、恥ずかしくないんだろうか、と思ってしまう私は年寄りってことか?


乗り換えた後、4人掛けの席のひとつが空いていた。一応病人だし(元気だけど)、荷物も重いし座るかな~と思ってちょっと狭めの席に腰掛けた。そしたら、左隣にいた女の子(20代半ば)が聞こえよがしに何か言った(聞き取れなかったけど)。そっか~狭いもんなー、何か気に入らないんだなーと思いながら、肩をすぼめて校正紙を読んでいたら、バッグから携帯電話を取り出しながら、肘で押しのけるようにする。


うーむ、いやなんかな・・・でもここは4人掛けだし。。。と思って、気づかないふりをして、相変わらず小さくなっていたら、また押しのける。うう・・・もういいよ、わかったよ。。。ちょうど目の前に少し年配の男性が来たので、席を立って、横にずれて立った。もちろん男性は空いた席に座った。


私は165cmあってでっかいけど、その人だって小柄ではあったけど男性なんだから、肩幅はけっこうあったと思う。校正紙を読みながら、ちらちら見ていたけど、彼女は無茶な押しのけは止めたようだった。きっと私が女だからいやだったんだろう。それにしても、声に出してあてつけるなんて、疲れていらいらしてるのかな。カルシウムが足りないんだな。なんだか、頭にくるというより、可哀想な気がした。


通勤しなくていい私はほんとにラッキーだ。


22日め

土日は何もしないで、ただひたすら寝ていた。


ひどく疲れていて、寝ても寝ても寝足りない感じ。仕事もなんにもしてないのにね。


経過報告していた方たちにメールを送ったけど、返事は来なかった。なんだかお騒がせして申し訳なかった。まだ白って決まったわけではないので、手放しでは喜べないけど、微妙な気分。


がんだ、全摘だって言われた時もぼーっとして、自分のことじゃないような気がしてた。金曜日に間違いの可能性が高いって言われた時も、夢の中にいるような気がした。失望もしなかった代わりに大喜びもしない。へんなの。


今までいっぱい期待して、わくわくして、かなえられなかったことが多すぎるから、きっとガードする機能が備わったんだと思う。悪いことは起こる、それって仕方ないことだ。そして今度こそ、今度こそと何度心から願って、かなえられなかったことか。運命って不思議だ。期待してないときに限って、こんな風に信じられないような贈り物をしてくれる。


もしも、もしも今回、何でもなかったら、いろんなことを先送りするのはやめよう。

旅行に行って、やりたかったことをみんなやる。病気になってもできないことはないけど、制約が増えるし回りにも心配をかけてしまう。今の思いを忘れないうちに、自分にできることを、考えてみたい。

19日め

検査の結果を聞きにJ病院に行って来た。


その結果・・・誤診疑惑。


先週の針生検の結果、それらしきものが出なかったらしい。先生は完全に8割、いや9割方、がんじゃないと思い始めているようだ。26日の手術予定も、別の患者さんに譲って欲しいと言われた。


最初はがんが出たら26日に戻すからと言っていたくせに、わずか10分くらいの間に

「あ、もう26日はムリ、別の人を入れちゃったから。」と変わっていた。どうなの、それって。


あげくの果てに、「やる気なくなっちゃったなあ」とか「こういうの一番めんどくさくっていやなんだよね~」とか、けっこうひどい発言を繰り返す。確かに廊下にも待合室にも患者さんがあふれていて、先生もがんだか病人ですらないのかもわからないヤツなんかに構っちゃいられないのだろう。


そうはいっても、ねえ。


1月に手術をするとしたら、回復にはどのくらいかかるのか?という質問をしたが、仕事の都合で病気の予定を組めるわけじゃないから、そんなことわからない、お昼からの患者さんも来るし、もう時間がないから、と結局追い払われてしまった。別に、仕事のために早く手術して欲しいなんて言ったつもりはなかったんだけど。忙しいひとには意志の疎通は難しい。


とりあえず、もう1週待つしかない。もしもしこりを摘出することになるとしたら、1月10日以降に手術。

ここまで両極端な診断って、実際どうなんだろう。だって、セカンドオピニオンがなかったら、全摘だったんだよ? ほんとのところは大丈夫なの??


病院の後でEさんに会った。J病院で手術を受けて、私に紹介してくれた人だ。

写真なんかも見せてくれて、楽しく過ごせた。また会いましょうねと言ったけれど、私ががんじゃなかったらどうなんだろう。仲間意識だったものが関係ない相手になってしまうと、わざわざ合う意味もないのだろうか。よくわからない。


とりあえず、お世話になっているみなさんにメールした。

家族は大喜びで、既に誤診と信じて疑っていない。うーむ、まだ早いよ。もうちょっと待ってね。


私ってやっぱり強運なのかな。

18日め

もう少ししたら、タイトルを手術日までのカウントダウンにしよう。


N病院に行って来た。皮膚科に行って先生に薬のことや再建手術について、体質的にまずいことはないか確認してきた。大丈夫だって、よかった。


アトピー歴43年10カ月の私は、新薬で賛否両論のプロトピックが手放せない。これがないと、3日で顔がえらいことになる。完全に依存状態だ。正直、がんよりアトピーの復活の方が怖い、なんて言ったらバチがあたるかな。。。この先、痛みとか出てきたら、そんなのんきなことを言っていられなくなるのかもしれないけど。


プロトピックが出る前、毎日がとても大変だった。ふとんに入るとかゆくなるから夜は眠れないし、眠りながらも掻きむしってはいけないという意識があるから、眠くてたまらないのに熟睡できない。起きているときも、掻かないように、両手で自分を押さえてがまんしていると、あまりのかゆさに鳥肌が立ったりしていた。


朝起きて、顔を洗う時にその日が決まる。指がまぶたに当たる日は、顔が腫れている証拠。赤くなった顔が指が触れた部分だけしばらく白く跡が残ってまだらになる。皮膚はざらざらして、かゆくて痛い。いつも皮がむけていて、フケのような白い粉が眼鏡の枠にたまる。。。不潔っぽくて最低。そんな日が、プロトピックを使いはじめてしばらくしてから、激変した。


前はいつもごわごわしてかゆくて、じくじくしたりしていた首が、何故か症状が出なくなった。(プロトピックを塗っていたのは最初だけで、今はほとんど使っていない) 顔は赤くならないし、ごわごわも熱っぽさもなくなって、まるで普通の人(ただし年寄り)の皮膚のようだ。仕事の日にも、こんな顔で人に会うのか・・・と思わずにすむようになった。


子供の頃から、もしも3つ願い事をかなえてくれるとしたら。。。とよく想像した。私が欲しいものは1つ。

「かゆくない体をください。」

いつもいつも考えていたから、もしも渋谷のハチ公前の横断歩道を歩いている時に、魔法使いがいきなり出てきて聞いたとしても、即答できたと思う。


それが39歳の頃、ようやくかなった。ああ、やっとこれからが私の時代だ!これから今までの分、ハッピーになれるんだ!!と思っていた。ついこの間までは。


話がそれてしまった。とりあえず、皮膚科のI 医師は、皮膚科の治療としては問題ないから、また落ち着いた頃にいらっしゃいと言ってくれたので安心した。


次に外科に寄り、プレパラートを借りた。M医師が来るので待つようにと言われ、待合室にいたらまたまた看護師さんがやってきて案内してくれた。(VIP待遇)


「決まってよかったですね」と言ってくれて嬉しかった。いろいろと気を使ってくれて、いい先生でよかったと思う。今日はマスクしてなかったけど、ほんとに若い。若いからこその熱意がありがたく、その一方で若いからこその不安も感じてしまうという。。。患者ってわがままだ。お医者様って大変だね。


「手術の後もいろいろ大変だから、、、がんばってくださいね。抗がん剤とかもあるし」という言葉で、やはり抗がん剤を使うことが想定さているのだな、と思う。脱毛は避けられないか。大丈夫。髪はないけど、まゆげもまつげもほとんどなくなったことがあるから。帽子と眼鏡で隠せるし、なんたってかゆくはならないんだから。


とにかく明日を待とう。話はそれからだ。

17日め

昨日、リライトの途中で疲れてしまったので、終わらせるべく朝から仕事。


8時に起きたが、ものすごく疲れている。昨夜は1時から1時半にかけて、また3階のいかれたカップルが大喧嘩して、寝るのを邪魔された。上から階段を下りてくる音が聞こえたので、ドアを開けて

「すいません、音がものすごく響くので静かにしてもらえますか」と言ったら、ふてくされた顔で化粧の濃いおねえちゃんが「ああ、すいません」と言った。声をかけるのも、実は2回無視されて、3回目にようやくうるさいなあという表情ありありで振り向いた。


おねえちゃんが下りていったと思ったら、不気味な声が響き始めた。「あ”-----あ”-----」という、、、何??っと思ったら、彼女の同居人の男が泣いているのだった。あんなの初めて聞いたよ。20歳を過ぎた男が、おもちゃが欲しい子供みたいに泣くなんて。信じられない。


それにしてもうるさいので、ドアを叩こうかどうしようかと迷っていたら、声が聞こえたらしくおねえちゃんがエレベーターで戻ってきた。「下の人がうるさいっていってるから・・・」みたいな会話が聞こえて、泣き声が止まった。なんなんだ?? とりあえず静かになってよかったけど、あの男、きっとクスリをやってるのに違いない。おかしいよ、ぜったい。


とりあえず、管理人さんに殴り書きの手紙を書いてポストに入れた。ほんとにかんべんしてよ。


仕事は予定を大幅に過ぎて、午後4時前に終了。終わってよかった。。。ゆっくり休もう。


朝:トースト、野菜ジュース

昼:昨日作った鶏肉とさといもの煮物、ラーメン(具なし)

おやつ:キットカット、みかん

夜:ツナトースト(マヨ、胡椒)、レタスサラダ(ポン酢)


炭水化物と甘いもの食べすぎ。


夕方Pとチャット。久々にジョークで盛り上がる。

Dora the explorer のアニメの話をしていて、ふたりでP& K Catoon animeをやろうという話になる。

Kがトラブルに巻き込まれると、Super smart dogのPが助けに来る。はははは、、まさに現実そのものの話だ。Pがいてくれなかったら、こんなに平静ではいられなかったろうと思う。出会えた運命に感謝。


Pから教えてもらった記事。無断転載。

始まったら読んでみたいな。


(BANG) - Kylie Minogue is writing a diary to inspire fellow cancer sufferers.

The diminutive star - who was diagnosed with breast cancer in May this year - is reportedly penning a daily journal with the intention of publishing it.

A source told Britain's The People newspaper: "Kylie knows she is in a position of influence and wants to use that positively by writing this diary.

"She believes she can provide encouragement to those in a similar situation. She wants to get the message over that cancer can strike anybody, no matter how rich or famous."

Last month, the 37-year-old singer was left distraught after doctors told her she was too sick to fly home to Australia for Christmas.

Kylie had hoped to jet home from Paris, where she is currently being treated, to be with her family over the festive season.

A source told Britain's The Sun newspaper: "Doctors have advised her she probably won't be up to it so she's decided to stay in Paris.

"She's distraught because it's going to be a very traumatic time for her rather than the happy family day she's planned."

The Canadian Press BANG Media International

16日め

朝からやってる仕事が終わらない。。。


と言っても、途中お昼寝しちゃったんだけどさ…。明日のお昼までだから、ま、いっか。

何とかなるさ~。


病院の予定のない日って、なんだかほっとする。


昨日の夜はちょっと怖い気持ちが戻ってきてたけど、あれは夜道をとぼとぼ歩いて帰ってきたせいだ。おうちについたら暖かくて、私の家の匂いがした。大丈夫、ゆっくり行こうね。

15日め

日記をさぼっている間にいろんなことが変わった。

あとで追いつくとして、今日したことのメモ。


朝いちでS病院の予約をキャンセル。迷うことなく、というのはウソだ。本当にいいのか、後悔しないのかと

何度も自問した。しかし、今はこうするしかない。電話に出た方は、「キャンセルでいいんですか?次の予約を入れなくていいですか?」と聞いてくれた。そして、また何かありましたらご連絡くださいね、と言われて、ちょっとほっとした。


次にN病院に電話して、お願いしていたプレパラートの貸し出しがいつできるかを聞く。なぜか電話が切れ、次の瞬間M医師から携帯にかかってきた。しどろもどろに転院の意志を伝えると、「そうですか・・・わかりました。じゃあ手術はキャンセルでいいですね?」と言われ、「申し訳ありません」と答えたが、動揺した。本当にいいのか、間に合わなくなることはないのか。。。


今朝はいろんな人がメールに返信してくれていた。

Y奥様は私の決めたことを支持すると言ってくれて、よくやったと褒めてくれた。Eさんは体験談を交えて楽しい内容のメールをくれた。Kさんはお父様の看病が大変なようで、忙しい中、気をつかって送ってくれるメールは短いけれど心が伝わるものだ。私は本当に人に恵まれている。もしも結果が悪くても、この先何があっても、私はラッキーでハッピーな人生を送ったと自慢できると思う。


その後、両親の上京に備えて準備するため、母に電話。昨日電話がなかったのは、私がどうやら「忙しいからあんまり電話してこないで。電話に出ないからって倒れてるんじゃないかって心配ばっかりされたら困るし」と言ったせいだったらしい。聞きたいことがあるのに、電話するなっていうから・・・とおろおろしていた。そんなに気を遣うことないんだけど。


だいたいの日にちを決めて、おふとんをレンタルする手続きをした。今ってなんでもネットでできて本当に便利だ。両親が12月23か24日に上京、父は手術の翌日に帰る予定。母は1月9日頃までいると言っている。家は大丈夫かな・・・。


その後、仕事をもらっている会社に電話。今日色校の戻しがあるのだけれど、それに行きますと言ったら感謝されてしまった。お金もらってるんだし、いくら病気でも社員じゃないんだから当たり前なのに。きちんと手抜きをせずに仕事をすること。それがせめてものお返しだ。ちゃんとしよう。


その他

家賃振込

T税理士に去年の(!)確定申告の手数料の振込


終電で仕事から戻り。思ったより書き直しがたくさんある。。。働かないとね。