今年の意識改革① 心配性 | 桂慶治朗のブログ

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上方の落語家、桂慶治朗のブログです。色々更新しております。落語会のご案内やそのとき思ったことなど諸々も。
よろしければ、お付き合いください。



今年も早くもひと月経ってしまいました。


「今年は!」と、とくに一念発起してるわけではなく、タイミング的にたまたまそうなったというだけなのですが


今年、自分の今までの物事の捉え方や人との接し方などちょっと変えてみようと思い出したことが三つあります。


一つは、心配性について

一つは、怒るということについて

もう一つは 縁について



①心配性について


いつからかわかりませんが、変な心配性です。ダメな心配性です。


例えば、

先輩をはじめ、人に連絡をしてなかなか返事がこないことがあると


「あれ?前の文面、失礼やったかな

「もしかして怒ってはるかな

「知らない間に嫌われてるのかな

となってしまうことがちょいちょいあります。


他にも、

落語会のプログラムやブログの記事を書いてるときでも

「こういう書き方したら嫌な気するひといてるかな

「偉そうにしてると思われへんやろか

とか、

「ここの部分とここの部分、なんかつながりが雑な気するけど変な文章やと思われへんやろか」

とか。(今書いててもよぎってはきます)


こないだは、落語会の案内状を作ってシール切手を貼るときに、それが[鬼滅の刃]のシール切手で

「こんなアニメの切手を貼って、ふざけてるとか思われへんやろか

「ていうかこれ一年以上前の切手やけど、『こんな残ってたような切手貼ってきて』とか思われへんやろか

という思いがよぎりながら切手貼ってました。


最初に変な心配性

変なと付けたのは、


例えば、先輩への連絡にしろ案内状にしろ、「不安になるんだったらしっかり準備したりよい丁寧になるよう気をつけたらいいじゃない」と思われますが、

私としてはそれでは解決しないんです。


たとえそのときは

「これでよし!」と思っても、やってしまったあとで、

「あれ、ホンマにあれでよかったんかな、こうした方がよかったかな

てなるんです。

Aという文面で送ったあとに、

「やっぱりBの方がよかったかな

となったり

自分的にもっとイヤなのが

「あぁAというだけでこれをこうしてA+にすればよかったのに

となったり。


まぁ大体が日常生活の中でも、気にし出すとどんどん気になるんです。


出かける前、

「忘れ物ない?笛持った?」

とか聞かれると

確かに鞄に入れた記憶はあって、間違いないという思いはあるのに確かめずにはいられないんです。家と車の施錠とかも。


要は、自分の心の問題なんですね。


もちろん、やる前に色々と心配するのは悪いことだけではないと思います。

それだけ見直したり検討したり、やり直したりできるので。


問題はもうやってしまったあとでも

「やっぱりああすればよかったのでは

と心配してしまうことです。


妻にはいつも言うてもらってます。

「心配しすぎ」

「誰もそんなこと何とも思ってへん」


でも、なかなかそう思いきることができずにそんな自分で数年?十数年過ごしてきました。


そんな中、この変な心配性の意識を変えるキーワード?を倅が教えてくれました。


ある日、倅と遊んでいますと唐突に


「しん、ぱい、ごむよー!」

(心配ご無用)


と、手を突き出しながらやりだしたんです。


「何それ?」と思い、通わせている保育園で聞いてみますと、どうやら絵本のセリフだそうです。


これがなんかよくわかりませんが、心にバチっときました。(やり出したのが去年のNHKの少し前くらいからだったので、実際結果が出たことも大きかったと思います)


ですんで、今年からの私はこれです。


「しん、ぱい、ごむよー!」


先輩からなかなか返事がこなくても

「しん、ぱい、ごむよー!」


後輩の態度に素っ気なさを感じても

「しん、ぱい、ごむよー!」


ブログの記事が多少読みにくい気がしても

「しん、ぱい、ごむよー!」


今年も出ることにした若手噺家グランプリ、

もし予選で落ちてしまったとしても

「しん、ぱい、ごむよー!」


大事なときを、

自分が思うような形で迎えられなくても

「しん、ぱい、ごむよー!」


気にしてても仕方がないことは気にせず、

これからできることだけを考えて

色々と動いていこう。


加えて、

多少の失敗や恥などは

確固たる目標と意思があれば

なんぼでも乗り越えられるはずなので、

恐れずとにかく動いていこう。


というのがまぁ、

今年意識しだした一つです。


そして、

「しん、ぱい、ごむよー!」


とは思っておりますが、

あくまで「人事を尽くしてから」の話しですので、

しっかりと最大限できることをしながら、

3月の初めての独演会、

当日を迎えたいと思います。



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