患者さんは何らかの困ったことをもって来院されます。

悪い状態を我慢してやっと来院されることも多くあります。

 

レントゲンを撮ってお口の中の歯の状態を見て、この患者さんにして差し上げることの治療の最終到達点を頭の中で組み立てます。

(基本的にはインプラントでも義歯でもセラミック治療でもすべて対応しています)

 

簡単に治療の概略をお話しますが、一時的にでも不自由になるのはちょっとこまるという方、ネットのにこう書いてあったのでとか、あまりにも実現不可能なご希望には沿えない場合もあることをご理解ください。

 

治療における最終的な目的地は

 

痛くなく食事が出来る

治療結果が長持ちする

美しく清潔である

 

人それぞれ考え方はあるので、もちろんこれは全ての患者さんに強制することはありません

 

 

歯ぎしりで歯がダメになる例は比較的多くあります。

 

簡易的に歯ぎしりのあるなしを知る方法があります。

患者さんに

「歯ぎしりしてください」

といって見ます

すぐに簡単にできるようならば歯ぎしりしている可能性が高いです

 

逆にうまくできなくて

「先生、どうやればいいんですか?」

と尋ねる患者さんは歯ぎしりしてないと思われます

 

歯ぎしりとは別に「かみしめ」という癖もありますが、それはまた後日

患者さんの中にはあるきっかけで歯の治療に関する価値観が大きく変化する方がいらっしゃいます。

どんなきっかけかというと

海外転勤

です。

 

実際に海外に転勤してみると、西側先進国だと治療費がびっくりするほど高いので簡単に治療は受けられません。途上国だと治療の質への不安から治療を受けられないという現実に直面するようです。

 

そういう方は帰国のたびに歯のメンテナンスを受けるようになるようです。

 

日本ではいつでも受診出来て、ほとんどは保険診療でカバーされるのでそれが当たり前になっています。

実はとても恵まれていることだと思います。

逆の見方をすれば一部の方はいつでも保険診療で治療できるので歯を大事にしないとも言えます。