シンプルが一番の贅沢
✎関東甲信越を中心に写真家活動中📷️✎撮り溜めた写真はInstagramにも多数公開中📷️...SNS... 連日30度前後の真夏日を叩き出す元気な太陽に力を貰い、時折吹く少し涼しい風に癒され、ランニング・ウォーキングの足も捗る。ランニング中に出会った猫も、よく温まったコンクリートの上でお昼寝している。30度前後の真夏日の気温で暑いのなら、人間の体温はもっと熱いんだなと思う。私の平熱は35度後半。真夏から残暑の時期にかけては、自分の平熱に匹敵する気温になる。そうなると、素麵しか受け付けたくなくなるほどだけれど、それでも、熱中症や熱射病は学生時代以降、一度もならずにどうにかこうにかかいくぐってこれているので、これからも今持っている健康を維持したものです。素麵といえば、毎年レパートリーをいろいろと考えはするものの、結局は茹でて冷水のガラスの器に入れてめんつゆで食べるか、温かいめんつゆで食べるかのシンプルないつもの2パターンで毎夏終わる。たまには、そう、冷やし中華風にしてみてはどうか?とか、少しとろみを付けたつゆを炒めた夏野菜と素麺にかけてみようか?などと悪足搔きを脳内でのみするものの、夏の昼間にコンロの前に居る時間をなるべく短くしたいが故に、結局ただ茹でただけのシンプルな素麵が出来上がる。これは仕方がない。もはや運命なのです。暑い日に脳裏に浮かんでくるのが、このシンプルな素麺を氷水の入ったガラスの器に入れて、めんつゆの小さな器が夏の日差しにきらりと輝く画なんだもの。しかし、これがまた一番美味しいような気もする。うどん屋で、玉子とじだのけんちんだのいろいろなメニューを食べるものの、やっぱりきつねうどんに帰ってくるのと同じように、飲食店街を一周回ってやっぱり自宅の冷蔵庫の食材で作る和惣菜が一番心も腹も満ちるのと同じように。シンプル・いつものというのは最強である。毎日の通勤もそうだ。いつもの時間のいつもの電車ではないタイミングに乗ってしまうと、なんとなく釈然としない、落ち着かない。いつもと同じ時間に起床し朝食を摂り、いつもと同じ時間のいつもと同じ電車、同じドア位置だとなんだかいい感じ。直感で"今日はいつもと違うようにしてみよう"と思えば気晴らしにもなり、いつもとちょっと違った刺激と出会うことができて、それもそれで愉しいけれど、そう思わない限りはやっぱり"いつもの"が一番最強なのです。