チタンマフラーのお話し | K-FACTORY Blog

K-FACTORY Blog

ケイファクトリーの公式ブログです。

色黒のおっさんアシダがレーサーGPZ750Rでテイストオブツクバに参戦しております。

街乗りのGPZ900Rに乗っているのでニンジャのネタが多いですが、ケイファクトリーの最新情報も書かせてもらいます。

当時(2000年位)ステンレスの手曲げマフラーが主流でして、其処へ最新の
マテリアルとしてチタン素材が試験的にマーケットへ流出してきました。


チタンは固くて曲がらない(T_T)溶接が難しい(T_T)高価(T_T)
材料が手に入らない(T_T)と言う最悪の組み合わせでして、
当時に使われていると言うとメーカー系のワークスマシンくらいな物で、
其方も板材を巻いてパイプにして曲げている物でした。
一般には、極々わずかしかパイプとして販売されていませんでした。


其処へ某材料メーカーさんの新規参入で一気に身近な材料としての
チタンが実現したのですが、実現される約5年間位の間に私が見てきた
材料メーカーさんたちの若いメンバーの情熱と行動力 又 大手が動くと
此処まで世の中を変えるのか・・・と言う現実をおもしろおかしく書いていきます。



どうして今来る(・_・)......ン?


時を合わせたかのように当社でも、3Dベンダー成る物を導入しまして
此が大きなお家が買える位の品物で、ベンダーメーカーさんの方も、
バブルの時期に多大なる開発費をかけ・・・ほぼボツに成り掛けていた
機械でした(T_T) 私がベンダーメーカーさんへ初めて足を運び
お話しさせて貰った時には、開発責任者の方からスチールは曲がりますが
ステンレスは、厳しいです。メーカーとして曲がりますよとは、言えません(T_T)
と言うキツイ先制パンチをいただいた機械でして


其処でメーカーさんの開発の方と一年半位の時間をいただいて、試行錯誤で
ステンレスは曲がります(^-^)/と言うレベルまで煮詰めた機械を導入した矢先に・・・
チタンと言うマテリアルの波が押し寄せてきたのでした。


内心(T_T)最悪の事態です。従来のベンダーでも当時は、厳しいとされていた
チタンパイプのベンディングを3Dベンダーでしなければ、機械自体が使い物に成らなくなってしまいますし、私には確実に時代はチタンへ移行していく予感がしました。



頑張れ俺(T_T)


慌てて私は、材料メーカーさんに声を掛けて内容を説明しました。
東京から来られたメーカーさんの人とチタンの卸しを担当する会社の人
実際にチタンを販売する会社の人 東京と大阪の距離も有るし???


内心は、こんなハードルの高い話しは、断られるかな、新しいマテリアル
を売り出すのに力を入れているとは言え 完全に分の悪い3Dベンダーと
組んで仕事をするよりも、実績のある従来のベンダーで東京近くで
曲げる実績を作る方が販売に繋がるでしょうしコストの面でも
距離が有りすぎました。


製造業に20年以上 材料メーカーさんのスタンスもよく理解していました。
私たちは素材を買って物を作る
材料メーカーは規格内に収まった素材の提供がお仕事ですから(T_T)
規格外の加工に対しては、材料メーカーの責任外です。
私のお話はハナから規格外の加工の話しなので(T_T)


ダメ元でお話をする内に何やら・・・・やりましょうって??????
私し、ゲゲ(゜_゜;) ほんと~にぃぃぃぃでスタートしてしまった。
間違え無しに世界初3Dベンダーチタンパイプのベンディング計画(^-^)/


色々材料メーカーさんや機械メーカーさんに迷惑ばかり掛けながら
山あり谷ありで進んでいくベンディング計画(^-^)/今日はこの辺で


ブログの写真が綺麗に撮れるように新しい機材を今から買いに行ってきます。