Tiffany's diary **
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

白神山地へ

前の週に大雨があったようで、
リゾートしらかみの一部区間が土砂崩れの影響で運休とのこと。
目的地の十二湖駅がどんぴしゃで、取っていた乗車券は泣く泣く払い戻しとなってしまいました。
日本海の絶景、津軽三味線の生演奏、不老不死温泉、そして青池、、
悔しいけどまた来る理由になったか、と。

ですが、諦めの悪い私は別ルートで白神山地へ。
弘前を経由し、バスでマザーツリー方面を目指します。

残暑の白神山地はバッタとトンボの王国でした。
バッタがまあよく飛ぶのです、こんなに長距離飛行するなんてね。
とにかく蝶や蛾でなかったのが幸いです。
運動不足の私にとっては想像よりちゃんとしたトレッキングでした、
ぜーはーして山を登り下り、開けた先にきらっきらの川が現れた時は達成感で感動。
あちこちから湧水が溢れて虹を作る。汚れた靴を洗い落としてみる。
心に満たすは単純に水だ。な。 by 朝顔
記念に白神山地のブナの木でつくられたスプーンとフォークをお土産に買って帰りました。
こういうお土産に弱いね、
きっとベルリンに行ったらベルリンの壁の欠片で出来たマグネットを買うんだろう。
でも貝殻で作られた船とかひょうたんに顔が書いてあるやつとか絶対買わないけどね。
どこで売っているのやら。
物によるってことですね。

sirakami


別ルートで向かったおかげで、行く予定のなかった弘前を観光をすることが出来ました。
ただじゃ終わらせません。
かわいいりんごマークのついたレンタルサイクルがあったので、
それを借りて街中をサイクリングする事にしました。
街探検って楽しい。
洋館や教会や弘前城、奈良美智のわんこ、出身が弘前なんですね。
とても小奇麗な地方都市です。
弘前市役所の威圧感がすごかったんで調べたらやはり前川國男の設計。
綺麗な洋館よりこっちの方が興味が湧く。
建築をやっている人の殆どがそうなるのだと思うけれど、
装飾的な建物にあまり魅力を感じなくなるのが不思議。
建築を勉強するまでは城も寺院も大好物だったのにね。
やっぱり三大巨匠等が作った近代建築の基盤ありきで学ぶからなのかな、あぁ偉大。

nara


夜は弘前市内にある津軽三味線の生演奏が聴ける居酒屋さんで、青森の郷土料理と地酒を堪能しました。
帆立を玉子と味噌で味付けをして貝殻の上でふつふつ焼く帆立貝焼に日本酒がよく合います。
初めての津軽三味線はロックだな、といった印象。東北のソウルを感じました。
安っぽい表現で申し訳ないのですが、本当にその通りなのです。
演奏されていたのは、津軽三味線の大会で優勝された方とそのお弟子さんだったのですが、
簡単に聞こえるフレーズも実は難易度が高かったり、解説付きで初心者にも優しかったです。

sake

実はひとり居酒屋はこれが初めて、どきどきのそわそわものでしたが
お酒を飲んでしまえばこっちのものですね。
ほろ酔いの帰り道、信号待ちで演奏者の方と隣り合わせになったのですが、
声をかけることは出来ず、こんな所でも消極的なんだと我ながら感心しました。
そこそこ度胸はあるのに、対「人」には弱すぎる私でした。

十和田へ

夏休みには青森旅行を楽しみました。
久しぶりの一人旅、初めての本州最北端にわくわくして思わず鼻息が荒くなります。

東北新幹線の八戸で下車し、レンタカーに乗換えて向かう先は十和田市現代美術館。
開館当初から建築雑誌に度々登場していたので、行きたくてうずうずしていた場所です。
西沢立衛の設計。
重厚感はなく、流行の白く軽い建築、街に開くことをメインに考えられた美術館。
いくつかの作品は入場料を払わなくても見ることができるのです。
これがあるだけで街の品格が上がるよね。建築が街の一部であるという事を再確認しました。
お気に入りはロン・ミュエクの巨大彫刻で、呼吸をしていても不思議でないほどリアルなもの。
日本で個展があったら是非行きたいな、きっと森美術館辺りに来るのではと期待。

{549591FC-2C4F-4EB9-AE68-18FCAD6B6BEB:01}

そこから奥入瀬渓流を通って青森市を目指します。
十和田に因んで懐かしのスーパーカーを聴いてみたり。
んーやっぱりいいなスーパーカー、独特の爽やかさ。
一概に言えないのだろうけど、寒い地域出身のアーティストって倦怠感というか、客観的というか、
何とも言えない諦めのような空気があるような気がします、しませんか。

途中道の駅で見つけた茹でたてトウモロコシを運転しながら野生児のように頬張り、
むせて危うく事故にあいそうになるという。ほんと間抜けな死に方しなくてよかったです。
運転中のトウモロコシは危険。
それにしてもおいしい。
甘さランキングをつけるのならトウモロコシの甘さが一番ですね。

星野リゾートのラウンジにもお邪魔して、幸福林檎のミルフィーユというかわいらしいケーキを頂きました。
パイと輪切りんごが層になっていて
もの凄く食べにくくはありましたが、幸福になれる予感がひしひしと、
するとかしないとか。

{134338EB-85D7-479B-92B7-971554A89EB9:01}

時間はなかったのですが、三内丸山遺跡にも、どうしても栗ソフトが食べたくてちょっとだけ寄りました。
どうも食べ物の話ばかりですが、私の旅の原動力は建築と食い意地なのであしからず。
普通のソフトクリームと明らかに違うのが形、ケーキのモンブランみたいなの。
これは形状の加点に助けられて、ご当地アイスクリームの中では上位に上がりました。

食への寄り道が多かったですが、次なる目的地は青森県立美術館。
こちらは青木淳の設計。
雑誌で見ていたより重厚感があることに驚きです。
白い建築という点では、十和田市現代美術館と同じなのに、
レンガを塗装としているだけでこんなに違いが出るのですね、素材って大事。
そしてやっぱり重厚感のある圧倒的な建築が好きだなあ。
高すぎる壁もこれだけ大きいと気持ちがいいです。
青森犬も想像以上に大きかった。発育不足な私と比較すると一層際立つのです。
大きいだけでなく、細部もこだわり抜かれた青木ワールドが広がっていました。
でも流石にトイレに響くシャッター音は怪しいよね。
開催中だった「美少女の美術史」これもなかなか。
均整のとれた顔って思わず見とれてしまいますよね。
美男美女ともに大好物ですが、この展覧会はまた一味違う、
浮世絵からフィギュアまでそれはそれは幅広く展示されていて、
「美少女」に対するアプローチの仕方がおもしろくて退屈にならないいい展覧会でした。

{A8A8B1EE-ED9D-4262-878E-1ADB56D8DA00:01}

不思議なものが多い現代美術館。
真剣に観ていたら芸術ってものがわからなくてパニックを起こします。ついでにイライラします。
私なりの楽しみ方は、作品を見て、自分でタイトルを付けて、答え合わせをする。
という地味な遊びをしたりしています。
誰かとやると意外にもり上がるのでおすすめですよ。

柑橘

冬ですねー
あちらこちらで柑橘系の香りが。

冬休み、今年は入社以来初めてとなる8連休!
日数的にはヨーロッパへ行けてしまいます!

せっかくなので旅行の計画を立てたいけど、
貯蓄もしたい、切実です。
お正月の旅費って高いんですものー。

国内で行きたいところというと、基本的に東北か北陸、飛んで沖縄
冬場となると交通手段が厄介です。
調べるのもなかなか面倒、時間がない。

時間がないってのはの言い訳。だと思っていますよ、
「できない言い訳をするな!」社長がよく声を荒げていますが
それだけは賛成できます。うー

$Tiffany's diary **-柑橘
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>