ドイツ菓子カーベ・カイザー -21ページ目

まだ暑いですね

まだまだ残暑がきついですね、こんな暑い時期に撮影のためのシュトーレンを焼くことになりました。


この暑さにはタイク(生地)はだれるしやりにくいこと、冷蔵庫に入れ温度管理をしていてもタイクは生き物ですので大変です。

画像データもあるので使用したら良いのですが、本音はやはり造りたい、食べたい

何よりもほぼ一年ぶりに味わい確かめたいのが職人気質なのでしょうね。


6月に念願の石窯オーブンを使い始めその良さを実感しているのでスタッフ達も

シュトーレン造りを心待ちにしていたようです。

やはり出来は素晴らしい、窯伸び、焼き色の良さは格別。バターの吸い込みも良し。

満足の行く出来上がりです。明日仕上げの粉糖を塗し数日後の試食が楽しみです。


それにしても暑い中で造るシュトーレン。

南半球のクリスマスは暑いさなかですね、以前CMで見たアロハ サンタですね。

やはりシュトーレンは寒くないとネ

オーブンについて

久しぶりのブログです、済みません

私達が毎日使用しているオーブンが新しくなって三か月が過ぎました。

マッセ(生地)やタイク(生地)を焼くごとに以前のオーブンと比べては

その違い、石の持ってる不思議さに感心したり驚いたりしています。


ドイツメソッドでマッセやタイクを造ることはもちろんですが、その造り方に

マッチする原材料を長年かけて商社の方々と探してきたのですが、

原材料の面では満足出来る原材料が日々届き、有難いことと感謝しています。


次はオーブンが私の願いでした。

ドイツハンブルグでの職場でも石のオーブンがあり驚いたものでした。

焼きあがったお菓子の躍動感のある焼き色の美しさにビックリし、

美味しさの違いに驚くことでした。

なんとかあの石窯のオーブンを手に入れたいと思い続けておりました。


ドイツメソッドでのマッセやタイクを石窯オーブンで焼くいま現実のものとして

お菓子を焼きながらスタッフと一緒にお菓子造りを楽しんでいる毎日です。


マッセは柔らかいビスキー、バターケーキのような生地を言います。

タイクはやや硬いクッキー、パイ、パンの生地を言います。

甲子園の高校野球で思うこと

明日から高校野球が始まります、台風が気がかりですね。

カイザーからは球場のカクテル光線が見えるくらい、一キロもないくらいの距離にあります。

この期間は初めてのお客様が多くなります、観戦に来られてカイザーにも立ち寄って頂ける、有難いことです。

遠くの方が多いように思います。

カイザーでは「トンボ一筋」とのドイツ菓子とは違う名前のお菓子があります。

20年以上前に御客様より何か甲子園から持ってゆく、この地にちなんだお菓子を造れないかとの宿題を頂きました。

図書館で色々調べると甲子園のグランドキーパーの方のご本が目に止まりました。

著者はカイザーの御客様でした。

華やかな舞台を造りながら黒子に徹する仕事は何か菓子職人に似ているとの印象を持ち読終わりました。

数年構想練り完成までに5年が過ぎました。

発売前に宿題を出して下さったお客様方々、著者のグランドキーパーさんにお届けし御意見をお聞きしました。 照れてしまい後日奥様より満足したとの御話を頂き

肩の荷を下ろした気持でした。

お菓子はドイツメソッドの造り方をしてます、6月に石窯オーブンが入りより美味しくなり、天国のグランドキーパーさんは何とおっしゃるだろうか。

そうな事を思いながら焼いてます。

休み明け

月、火とお休みでしたので水、木はお休みの間に頂いた御注文の発送に追われてしまいました。

毎日暑い日が続いてますが、カイザーの厨房ではバウムクーヘンを焼成する部署がいまの時期は一番大変です。

以前の機種から比べるとずいぶんと暑さは軽減しましたが、やはりこのご時世

節電への協力は義務のように感じてますので幾分室温を調整してます。

ドイツで働いていた時にバウムクーヘンを焼き終わると必ず冷たいビールが頂けました。

これは何よりの御褒美でした。

カイザーの厨房でもこの習慣を根付かせようとしたのですが、

スタッフは皆まじめですので、結局この良い?習慣は忘れ去られています。

今日も仕事も終わりました、冷たいビールが待ってます、帰ります、さよなら

今日はお休み

今日、明日とお休みです、お客様にはご迷惑をお掛け致します。

檸檬のお菓子の続きを

レモンをよく洗いスライスし銀杏切りして砂糖と蜂蜜に漬け込み

冷蔵庫に一か月、毎日のようによく混ぜます。

一月経過したら琺瑯鍋で炊きます勿論あく取りを忘れずに。

その後は冷蔵庫にてじっくりお休みです。一週間後には使用可です。


バターはレモンの香を邪魔しないようなバター(発酵バターではなく)を

チョイス、砂糖はレモンの爽やかさと蜂蜜の甘みを生かせる精製度の高い

砂糖を選び、粉類は冷蔵してお召し上がりいただいても組織が硬くならない

ヴァイツンメールを多く使用、卵は兵庫県産。

骨格造りの原材料はこんな意味合いを持たせて選んでます。


これをドイツメソッドの造り方でマッセは完成し型に入れじっくり焼きこみ

レモングラッセの衣装を身にまとい完成です。

冷蔵庫でよく冷やしナイフを入れるとグラッセがシャリシャリと清涼感ある音を

出してくれます。


今日はお休みですがメールチェックにパソコンに向かい続きを書いてみました。