ちょぼが家族になった日
~後編~
ペットショップに手付金を払い、1ヶ月後、ちょぼを迎えに行くことにした。
その間ペットショップにちょぼを預かってもらう。
1ヶ月…。
とにかくちょぼを迎え入れる準備をしなければならない…。
ちょぼが暮らせるスペース、サークル、その他必要なワンコ用品…
なによりちょぼを迎え入れるための知識、ちょぼを理解するための知識が必要だった。
本、インターネットを主に、フレンチブルドッグの最低限の知識を勉強した。
それらを考慮しての”1ヶ月”だった。
そして2年前の5月24日、ちょぼを迎えに車でペットショップへ…。
薦められるまま保険に入り、フード&グッズを買う。
手続きの中、店長は言った。
店長「留守番をさせている方はたくさんいらっしゃいますよ。人間のライフスタイルに犬は合わせていきますから。」
店長「マンションでもナイショで飼ってらっしゃる方はいますよ。今のご時世ですからね、”隣は何をする人ぞ”で案外分からないモンだし、分かってても言わない事が多いし…。」
病気や去勢のこと、食べ物、歯磨き、シャンプー、爪切りなどのお手入れ…etc。
不安をひとつひとつ解きほぐしていく…。
ただ、いつも優しい店長がほんの少し厳しい顔で言った言葉が忘れられない。
店長「お客様の中には、『思ってた性格と違ってた』とか『こんな柄になるとは思わなかった』とかで引き取りを申し出てくる方もいらっしゃいます。」
一呼吸おいて、
店長「責任をもって、最後までこの仔を看取ることができますか?」
一瞬、ドキッとした。
ちょぼの一生を共に過ごそうという決意は持っていたつもりだった。
でも、あらためて言われるとその覚悟が本物かほんの少しだが疑わしい気がした。
ふと、ちょぼを見る。
店長の膝の上で、これからどんなことになるのかも分からず、クンクンと机や書類を嗅ぎまわっていた。
…とりあえず…
一緒に暮らそう…。
ちょぼをワンコ用の大きな袋に入れ、首にかけて抱きながら駐車場に向かう。
ちょぼはキョロキョロもせず、ただ前をまっすぐ見てたのを憶えている。
不思議だった。
”犬”が私の車の中にいる…。
まだ、”家族”という実感が湧かない…。
犬がいる、という違和感が拭えぬまま、私たちのマンションにちょぼは入った。

ペットショップでちょぼを迎えに行ったときの画像。7ヶ月を過ぎ、もうこんなに大きかった。

ウチに来たばかりのちょぼ。少しあどけなさが残る。
ここで、ちょぼを飼い始めた頃に、フレブルサイトの掲示板で私が投稿したコメントをコピーして↓に載せてみた。
~フレブル掲示板の『そばを離れません』という他の人のトピに対しての私のコメント~
かわいいですね~。
ウチは8ヶ月で初のわんこ飼い。
初めは正直、飼い主の我々がビビりました。
吼えるわ、おもちゃを狂ったように振り回し始めるわ、吉○晃司(古い!)みたいなキツネダンスはするわ・・・。
ぬいぐるみとは違うのだ、彼は生き物であり、彼を理解し、彼の一生を背負う覚悟が必要なのだ、という実感で不安を感じてしまいました。
情けないことにその晩、リビングに彼を一人置いて、寝室でカミさんと2人、「どうしよう。」・・・でした。”かわいい”だけでは生き物を飼ってはいけないのですね。ペットショップで愛想良く顔をなめたりしていた彼にとってあくまで我々は”見知らぬ遊んでくれる人”で、飼ったら”家族”とならなければいけなかったのですね。
でも、しばらく、一緒にいてわかりました。「なぜ?どうしたらいいの?これから一緒にやっていけるのかな・・・」という我々の不安以上に彼の方が怖くて、不安だったのだと。下痢をしたり、ひとつのモノをず~っとかんでたり・・・。
かまったり、遊んだり、スキンシップをとったりしていくうちに、彼のすべての行動がかわいくなってきて、散歩ができてきたり、「アレ、とってこい!」ができたりするだけで歓喜しております。
彼らは我々が思っている以上にあたまが良く、繊細なのかもしれませんね。
あんこさんをきっと「このひとがわたしの”家族”なんだ~。」と理解したのではないでしょうか。
ウチも、部屋中ついてきたり(足元にからむのでチョットあぶないけど。)帰ってきてドアを開けると座ってこっち見てかまうまでず~っと待ってます。わたしが風呂に入っている間も風呂場の方を見てず~っと座って待っていたそうで、ソレを見た妻がちょっとホロっときたそうです。一時でも彼を怖いと思ってしまっただけに・・・。
あんこさんはきっと良いご主人さまなのでしょう。彼女もそれを見抜いたのでしょう。
長々、参考にならない話ですみませんでした。
この掲示板にはお世話になった。
フレンチブルドッグを飼っている仲間のみが集うサイトで、悩みや告知などが貼られている。
私も、長い留守番の事や、フードを食べなくなったことなどを相談し、皆様に温かいアドバイスをいただいた。
まあ、ワンコ初めて飼うっていう皆様同様、戸惑いや疑問、不安は一杯あった。
夜ちょぼをひとりで寝かしたら3時頃必ず吠え出したり、ティッシュ、段ボールを食べるのは当たり前!
ソファーやコタツ、家具類は彼の”彫刻作品”の素材にしか過ぎなかった…。
落ちついてTVも見られず(一生TV見れないのか、と本気で思った…。)、ごはんも食べられない…。
狂ったように走り回ったり、私達にマウンティングして離れなかったり…
一番驚いたのは留守番させて初日、帰って来たら体中ウンチまみれになってたことだ。

ウチに来てすぐ、外耳炎になった

オモチャは”秒殺”。破壊王と化していた…。
妻は、ペットショップにTELでこう言ったのを店員に聞いた。
妻「ちょぼはウチに来て幸せなのかしら?」
妻も不安だったのだろう。
↑の掲示板の私が書いたコメントを含め、当時の私達の正直な気持ちだ。
だが、私達以上にちょばは不安だったし、怖かったと思う。
私の”ストーカー”となったちょぼを見て、
コイツを守らなきゃ!!
と強く思った。

ママ何してるのかナ?私たちの様子をよく伺っていた。
試行錯誤の日々…。
~フレブル掲示板に私が立てたトピ、『お散歩デビュー7させたいのですが』にて~
はじめまして。8ヶ月のフレンチブルドッグを先週飼いました。はじめて犬を飼うのでわからないことだらけ。こういうしぐさはどういう意味?何をあばれているの?もう「?」マークやら不安やら。毎日お店に電話したりして、不安を解消してきました。でもじっと座ってわたしの方を首をかしげながら見ている顔はなんとも言えずかわいい!最近は少し慣れてきてくれたのかわたしにくっついて眠ったりして・・・(でもあいかわらず私たちがいると狂ったようにはしゃぐ時がある。)トイレも留守番もおりこうさんなんだけど唯一、リードが苦手。一歩も動きません。おやつをみせてもおもちゃを見せても微動だにしません。リードを付けた最初わたしも「そろそろ散歩もできなきゃ!」と、焦ったせいか、無理にはしゃいでいるのを引っ張ったり動きを止める練習を部屋でやったせいかもしれません。でもリードをはずすと、また元気にはしゃいでいます。早くお散歩デビューさせたいのですが、よきアドバイスがあったら教えてください。
~他コメント省略~
ついにお散歩デビューいたしました!
皆様のアドバイスを参考に今朝06:00、彼をだっこしながら、20分くらい。予想通り、まるで生まれたての仔馬のようにブルブルふるえてビビりまくっていました。
小さな公園のベンチに座って彼をおろしたら、そばでおじいさん、おばあさんたちがやっていた、太極拳をじ~っと見ていました。地面におろすとあたりを嗅ぎだし、なんとか震えはおさまってきた様子。
リードはつけましたが、たいぞーママさんのおっしゃったように引っ張ったりせず、彼に意思のままにしておきました。
彼にとっては楽しくもなく、気分転換にもならなかった恐怖体験だったかもしれないけど、きっといつかは「早く散歩に連れてけ~!」とせがまれる楽しい散歩ができたらいいな、と思っています。
みなさま、ありがとうございました。
同じマンションの住人にバレないように、毎朝6時過ぎに、夜は10時半頃そっと散歩に出かけた。
マンションからちょぼと一緒に出るのが一苦労。
住人が周りにいるといなくなるまで待ったりしなければならず…。
私も一生懸命ちょぼと”家族”になろうとしてた。
でも、ちょぼもそれは同じだった。
いや、私以上にちょぼは私達を知ろうと努力したに違いない。
ちょぼは私達が思った以上に頭がよく、いろんな事を感じ、覚えていく。

私の言うことを首を傾げて理解しようとしてた。

ちょぼはこんなパパでも頼ってくれた。
色んなことを教えたが、ちょぼはとにかく覚えが早くて驚いた。
大きなワンコにケンカを売るようなヤンチャ坊主で、頑固さもあるが、繊細で甘えん坊。
物事に敏感。
今でも寂しがり屋で、精神的なことでお腹をこわすようだ…。
ちょぼが私と一緒に寝るようになったある晩、私の願いをちょぼに伝えた。
「イタズラしてもいい、ワガママやってもいい、訓練犬みたいなおりこうさんじゃなくてもいい、健康で思いっきり生きてください。」
今も私たちはひとつずつ、ひとつずつ、より”親”になっていってると思う。
いろんな出来事、いろんな想いを積み重ねて、昨日よりも今日、今日よりも明日…
もっと、もっと強い絆で”家族”になってくと思う。
ちょぼのこと…。
昨日より、今日の方が愛してる。
今日より、明日の方が愛してる。
そう感じる。
(また”バカ親”って言われそう…。)
十年この土地に来て、知り合いが一人も出来なかったのに、多くのいろんな人たちと出会わせてくれたちょぼ。
…そして…。
”ちょぼ御殿”を建てさせていただき、その上そこに私達を住まわせてくれて…ハハハ

”ちょぼ御殿”完成間近のころ
ちょぼ…
ありがとう!!ちょぼ
とにかく健康で長生きしてください。
私達はお前と会えて本当に幸せだぞ!!
本当に”家族になった日”、それはお前が私達に引き取られた日じゃなく、ひとつひとつの出来事や、想いを積み重ねて…だから”いつ?”って言えません。
だけど2年たった今、あの頃よりも、もっともっと”家族”になってるよな。
ママが記念にこんなものくれたゾ!!

ちょぼ、散歩でパパと拾ったサッカーボールでパスし合ったな。
上手くてビックリしたゾ!!
(動画撮っとけばよかった…。そしたら有名になったカモ…。ホントに上手だった!!)
サッカー大好きだモンな。
サッカー選手になりたいって?
…なれたら…
…いいね。
長い記事、本当に失礼いたしました。
こんな私達とちょぼ
これからも宜しくお見守りくださいマセ
~後編~
ペットショップに手付金を払い、1ヶ月後、ちょぼを迎えに行くことにした。
その間ペットショップにちょぼを預かってもらう。
1ヶ月…。
とにかくちょぼを迎え入れる準備をしなければならない…。
ちょぼが暮らせるスペース、サークル、その他必要なワンコ用品…
なによりちょぼを迎え入れるための知識、ちょぼを理解するための知識が必要だった。
本、インターネットを主に、フレンチブルドッグの最低限の知識を勉強した。
それらを考慮しての”1ヶ月”だった。
そして2年前の5月24日、ちょぼを迎えに車でペットショップへ…。
薦められるまま保険に入り、フード&グッズを買う。
手続きの中、店長は言った。
店長「留守番をさせている方はたくさんいらっしゃいますよ。人間のライフスタイルに犬は合わせていきますから。」
店長「マンションでもナイショで飼ってらっしゃる方はいますよ。今のご時世ですからね、”隣は何をする人ぞ”で案外分からないモンだし、分かってても言わない事が多いし…。」
病気や去勢のこと、食べ物、歯磨き、シャンプー、爪切りなどのお手入れ…etc。
不安をひとつひとつ解きほぐしていく…。
ただ、いつも優しい店長がほんの少し厳しい顔で言った言葉が忘れられない。
店長「お客様の中には、『思ってた性格と違ってた』とか『こんな柄になるとは思わなかった』とかで引き取りを申し出てくる方もいらっしゃいます。」
一呼吸おいて、
店長「責任をもって、最後までこの仔を看取ることができますか?」
一瞬、ドキッとした。
ちょぼの一生を共に過ごそうという決意は持っていたつもりだった。
でも、あらためて言われるとその覚悟が本物かほんの少しだが疑わしい気がした。
ふと、ちょぼを見る。
店長の膝の上で、これからどんなことになるのかも分からず、クンクンと机や書類を嗅ぎまわっていた。
…とりあえず…
一緒に暮らそう…。
ちょぼをワンコ用の大きな袋に入れ、首にかけて抱きながら駐車場に向かう。
ちょぼはキョロキョロもせず、ただ前をまっすぐ見てたのを憶えている。
不思議だった。
”犬”が私の車の中にいる…。
まだ、”家族”という実感が湧かない…。
犬がいる、という違和感が拭えぬまま、私たちのマンションにちょぼは入った。

ペットショップでちょぼを迎えに行ったときの画像。7ヶ月を過ぎ、もうこんなに大きかった。

ウチに来たばかりのちょぼ。少しあどけなさが残る。
ここで、ちょぼを飼い始めた頃に、フレブルサイトの掲示板で私が投稿したコメントをコピーして↓に載せてみた。
~フレブル掲示板の『そばを離れません』という他の人のトピに対しての私のコメント~
かわいいですね~。
ウチは8ヶ月で初のわんこ飼い。
初めは正直、飼い主の我々がビビりました。
吼えるわ、おもちゃを狂ったように振り回し始めるわ、吉○晃司(古い!)みたいなキツネダンスはするわ・・・。
ぬいぐるみとは違うのだ、彼は生き物であり、彼を理解し、彼の一生を背負う覚悟が必要なのだ、という実感で不安を感じてしまいました。
情けないことにその晩、リビングに彼を一人置いて、寝室でカミさんと2人、「どうしよう。」・・・でした。”かわいい”だけでは生き物を飼ってはいけないのですね。ペットショップで愛想良く顔をなめたりしていた彼にとってあくまで我々は”見知らぬ遊んでくれる人”で、飼ったら”家族”とならなければいけなかったのですね。
でも、しばらく、一緒にいてわかりました。「なぜ?どうしたらいいの?これから一緒にやっていけるのかな・・・」という我々の不安以上に彼の方が怖くて、不安だったのだと。下痢をしたり、ひとつのモノをず~っとかんでたり・・・。
かまったり、遊んだり、スキンシップをとったりしていくうちに、彼のすべての行動がかわいくなってきて、散歩ができてきたり、「アレ、とってこい!」ができたりするだけで歓喜しております。
彼らは我々が思っている以上にあたまが良く、繊細なのかもしれませんね。
あんこさんをきっと「このひとがわたしの”家族”なんだ~。」と理解したのではないでしょうか。
ウチも、部屋中ついてきたり(足元にからむのでチョットあぶないけど。)帰ってきてドアを開けると座ってこっち見てかまうまでず~っと待ってます。わたしが風呂に入っている間も風呂場の方を見てず~っと座って待っていたそうで、ソレを見た妻がちょっとホロっときたそうです。一時でも彼を怖いと思ってしまっただけに・・・。
あんこさんはきっと良いご主人さまなのでしょう。彼女もそれを見抜いたのでしょう。
長々、参考にならない話ですみませんでした。
この掲示板にはお世話になった。
フレンチブルドッグを飼っている仲間のみが集うサイトで、悩みや告知などが貼られている。
私も、長い留守番の事や、フードを食べなくなったことなどを相談し、皆様に温かいアドバイスをいただいた。
まあ、ワンコ初めて飼うっていう皆様同様、戸惑いや疑問、不安は一杯あった。
夜ちょぼをひとりで寝かしたら3時頃必ず吠え出したり、ティッシュ、段ボールを食べるのは当たり前!
ソファーやコタツ、家具類は彼の”彫刻作品”の素材にしか過ぎなかった…。
落ちついてTVも見られず(一生TV見れないのか、と本気で思った…。)、ごはんも食べられない…。
狂ったように走り回ったり、私達にマウンティングして離れなかったり…
一番驚いたのは留守番させて初日、帰って来たら体中ウンチまみれになってたことだ。

ウチに来てすぐ、外耳炎になった

オモチャは”秒殺”。破壊王と化していた…。
妻は、ペットショップにTELでこう言ったのを店員に聞いた。
妻「ちょぼはウチに来て幸せなのかしら?」
妻も不安だったのだろう。
↑の掲示板の私が書いたコメントを含め、当時の私達の正直な気持ちだ。
だが、私達以上にちょばは不安だったし、怖かったと思う。
私の”ストーカー”となったちょぼを見て、
コイツを守らなきゃ!!
と強く思った。

ママ何してるのかナ?私たちの様子をよく伺っていた。
試行錯誤の日々…。
~フレブル掲示板に私が立てたトピ、『お散歩デビュー7させたいのですが』にて~
はじめまして。8ヶ月のフレンチブルドッグを先週飼いました。はじめて犬を飼うのでわからないことだらけ。こういうしぐさはどういう意味?何をあばれているの?もう「?」マークやら不安やら。毎日お店に電話したりして、不安を解消してきました。でもじっと座ってわたしの方を首をかしげながら見ている顔はなんとも言えずかわいい!最近は少し慣れてきてくれたのかわたしにくっついて眠ったりして・・・(でもあいかわらず私たちがいると狂ったようにはしゃぐ時がある。)トイレも留守番もおりこうさんなんだけど唯一、リードが苦手。一歩も動きません。おやつをみせてもおもちゃを見せても微動だにしません。リードを付けた最初わたしも「そろそろ散歩もできなきゃ!」と、焦ったせいか、無理にはしゃいでいるのを引っ張ったり動きを止める練習を部屋でやったせいかもしれません。でもリードをはずすと、また元気にはしゃいでいます。早くお散歩デビューさせたいのですが、よきアドバイスがあったら教えてください。
~他コメント省略~
ついにお散歩デビューいたしました!
皆様のアドバイスを参考に今朝06:00、彼をだっこしながら、20分くらい。予想通り、まるで生まれたての仔馬のようにブルブルふるえてビビりまくっていました。
小さな公園のベンチに座って彼をおろしたら、そばでおじいさん、おばあさんたちがやっていた、太極拳をじ~っと見ていました。地面におろすとあたりを嗅ぎだし、なんとか震えはおさまってきた様子。
リードはつけましたが、たいぞーママさんのおっしゃったように引っ張ったりせず、彼に意思のままにしておきました。
彼にとっては楽しくもなく、気分転換にもならなかった恐怖体験だったかもしれないけど、きっといつかは「早く散歩に連れてけ~!」とせがまれる楽しい散歩ができたらいいな、と思っています。
みなさま、ありがとうございました。
同じマンションの住人にバレないように、毎朝6時過ぎに、夜は10時半頃そっと散歩に出かけた。
マンションからちょぼと一緒に出るのが一苦労。
住人が周りにいるといなくなるまで待ったりしなければならず…。
私も一生懸命ちょぼと”家族”になろうとしてた。
でも、ちょぼもそれは同じだった。
いや、私以上にちょぼは私達を知ろうと努力したに違いない。
ちょぼは私達が思った以上に頭がよく、いろんな事を感じ、覚えていく。

私の言うことを首を傾げて理解しようとしてた。

ちょぼはこんなパパでも頼ってくれた。
色んなことを教えたが、ちょぼはとにかく覚えが早くて驚いた。
大きなワンコにケンカを売るようなヤンチャ坊主で、頑固さもあるが、繊細で甘えん坊。
物事に敏感。
今でも寂しがり屋で、精神的なことでお腹をこわすようだ…。
ちょぼが私と一緒に寝るようになったある晩、私の願いをちょぼに伝えた。
「イタズラしてもいい、ワガママやってもいい、訓練犬みたいなおりこうさんじゃなくてもいい、健康で思いっきり生きてください。」
今も私たちはひとつずつ、ひとつずつ、より”親”になっていってると思う。
いろんな出来事、いろんな想いを積み重ねて、昨日よりも今日、今日よりも明日…
もっと、もっと強い絆で”家族”になってくと思う。
ちょぼのこと…。
昨日より、今日の方が愛してる。
今日より、明日の方が愛してる。
そう感じる。
(また”バカ親”って言われそう…。)
十年この土地に来て、知り合いが一人も出来なかったのに、多くのいろんな人たちと出会わせてくれたちょぼ。
…そして…。
”ちょぼ御殿”を建てさせていただき、その上そこに私達を住まわせてくれて…ハハハ

”ちょぼ御殿”完成間近のころ
ちょぼ…
ありがとう!!ちょぼ
とにかく健康で長生きしてください。
私達はお前と会えて本当に幸せだぞ!!
本当に”家族になった日”、それはお前が私達に引き取られた日じゃなく、ひとつひとつの出来事や、想いを積み重ねて…だから”いつ?”って言えません。
だけど2年たった今、あの頃よりも、もっともっと”家族”になってるよな。
ママが記念にこんなものくれたゾ!!

ちょぼ、散歩でパパと拾ったサッカーボールでパスし合ったな。
上手くてビックリしたゾ!!
(動画撮っとけばよかった…。そしたら有名になったカモ…。ホントに上手だった!!)
サッカー大好きだモンな。
サッカー選手になりたいって?
…なれたら…
…いいね。
長い記事、本当に失礼いたしました。
こんな私達とちょぼ
これからも宜しくお見守りくださいマセ