犬を食べる | ちょぼタイム

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★フレンチブルドッグ”ちょぼ”と夫婦の日記★

~『犬を食べる』~

ちょぼを死ぬほど愛している私にはかなり抵抗あるタイトルだが、だからこそ今回記事にしてみようと思った。
これはご存知『美味しんぼ』56巻に掲載されているお話のタイトルである。

私はこの漫画をよく読むのだが、このお話が一番心に刻まれている。
ちょっとスキャンした画像が見にくいが残しておきたい。(もっとかっこよくスキャンしたかったのだが…。)

このお話は、主人公山岡士郎の勤めている東西新聞社で、社会部松川という人物が中国の取材で犬を食べ、家族に非難されるところから始まる。

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と同時にフォーリィという世界的ジャーナリストの女性が東西新聞社に日本の捕鯨について非難する、ということが起こる。

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山岡は

”犬を食べる””鯨を食べる”

この二つのことについて

「人間が生きるためにものを食べるという意味を考え直す」

ための策を練る。

松川の家族と、フォーリィをある農場につれて行き、カボチャの芽生の様子の実験映画を見せる。

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山岡は、

「自分のために他の生命を奪うのがイヤだから菜食主義なんだ、とフォーリィさんはいった。ではその野菜の生命はどうなんですか?光に向かって一生懸命に伸びていく野菜に生命を感じないというのなら、あまりに想像力がなさすぎる。」

それに対しフォーリィ

「植物の命と動物の命はちがうわよ。」

また、それに対し農場の人、「ひどい!」と前置きし、植物の命を軽視することから環境破壊が始まる、と反論。

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「牛や羊やウサギを食べておきながら、犬や鯨を食べる人間を野蛮人と罵るのをおかしい、と感じない ことこそおかしい。」

なるほど、である。
捕鯨の問題は世界で論議に事欠かない。
先日、捕鯨反対の外国人が日本の捕鯨地を訪れ、対話したのをTVで見た。
捕鯨地の人はその外国人に

「私達の食文化を理解しようとは思わないんですか?」

と質問したのを憶えている。

山岡のセリフに

「人間は、自分以外の生物の生命を奪わなかったら、1日だって生きていけない動物、それこそが人間 の”原罪”。」

というのがある。このセリフは度々他の話でもでてくるが、これについて考えさせられた事が以前私にもあった。
それは妻の実家の法事の時のことである。

法事が終わり、住職さんが皆に最後に、

「最近、給食で『いただきます』を言わないお子さんがいらっしゃるという。教師がその子の親にそのことを問うと『給食費払ってるんだから、いただきます、を言う必要が無い』との返答が返ってきたという。『いただきます』とは、給食費を払ったとか、払わないとかではなく、『命をいただきます』という意味なのだ。」

というようなお話をしてくださったのを憶えている。

「食べ物を粗末にすることは、命を粗末にすることなのだ」

そうおっしゃった。

私は『食べる』とき、食物の細胞ひとつひとつが食材の生命そのものであり、私の生命をつなぐためにその生命をいただくのだ、と思うようになった。

犬であろうが、鯨であろうが、野菜であろうが、食の文化は国それぞれ違うものだ。
それを非難しなければならない理由はない。
何を食べるにせよ、大事なのは消費する我々の心がけではないかと・・・この『犬を食べる』という話でそう教わった。

大量生産、大量消費で、粗末に扱われる食料資源。
私達は本当に心から
『いただきます』
と言えてるだろうか?

ーーーまあ、いくら”食文化”だからって愛犬家のはしくれとして『犬』を食べようとは死んでも思わないだろうが…。



さて、ウチのお食事、『いただきます』しようか!

~きょうの料理~

おろしハンバーグサラダじたて&人参ごはん

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「ハンバーグにのっている卵は、玉葱の外側をむき、その中に卵をおとして焼いたのよ!!
 これがミソ!」



豆腐あんぱん

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強力粉       150g        
絹ごしとうふ    150g

~a~
ドライイースト   小1.5             
砂糖        大3
塩         小1/3

①強力粉にaをまぜ、とうふを入れ、手でこねる。
②硬さを水、又は豆乳で調整し、耳たぶくらいの硬さに練り、20分発酵させる
③6コに分割し、15分休ませ、あんを包み、20~30分発酵させる。
④180℃のオーブンで13分焼く。

*イースト発酵が面倒なら、イーストの代わりにベーキングパウダーを入れると、こねてすぐにあんを包み発酵なしで焼けるよ!!


ーーーということです。



~トマト『凛々子』~

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ウチで育てたトマト。ついに収穫!!

カゴメさんからもらったトマトの苗、名前は
『凛々子』
と言うそうである。
これも
『いただきます』



~きょうのちょぼ!~

ハイタッチ!に挑戦
でも、実は…。



おまけ