「ホモソーシャリティー」とは、学術的に言うと
「女性や男性の同性愛者を閉め出したり攻撃を加えることで
男性同士の緊密度を高めるということ」
が定義づけとなっています。
要するに、主には女性を男性が他の男性と協力し合って攻撃
や差別、虐待を加えることによって、加害男性同士の緊密さ
を増すこと。そしてこの「緊密さ」というのは「先進的ホモ
セクシャル」と断定して良いでしょう。それも、かなり屈折
したホモセクシャルの形です。
ホモソーシャリティーの典型的なものは、「輪姦」だと思い
ます。複数の男性で1人の女性をレイプすること。私は映画
の役として、こういうシーンを演じたことが何度もあります。
悪役の中でも、特に役作りが難しかったです。
何故なら、輪姦は精神的には完全な「ホモセクシャル」だか
らです。女性を媒体なり用具とした、男性同士の性愛であり、
気持ちとして愛し合っている対象は、共にレイプをしている
男性同士です。
輪姦は極端な例ですが、共に女性を差別なり虐めることで男
同士が気持ちの結びつきを高め合っているケースは、多々あ
ります。かなり屈折していて、邪悪と言える精神的関係です。
何故こういうことを書くかというと、松本人志さんの件です。
子分芸人に女性を手配・セッティングさせ、性加害に結ぶつ
けるという人間関係。しかも「上納」なんて言葉が出てくる。
これはかなり「ホモソーシャリティー」を感じさせます。
ここで「ホモソーシャリティー」というものの持つ歪み、病
理について、社会が考える必要があると思います。