主に呂律が回らない状態のことで、特に薬物やアルコールの
影響でそうなっている場合を表現する言葉で、「ラりる」とよく
言います。
この言葉の語源ですが、酩酊すると呂律の中でもとりわけ「ラ
行」がおかしくなります。
それでいて、言葉の端々に「ラ行」が目立つ話し方になって、よ
り呂律がおかしくなります。
そんなことから生まれた言葉が、「ラりる」です。正式な日本語と
して生まれたのではないと思われますが、ただいかにも酩酊状
態の人間の様子を言い当てていて、タイムリーだと思います。
語源について他の説、たとえば「散々な有様」を表現する「乱離
骨灰(らんりこつばい)」という言葉があってその「乱離(らんり)」
の短縮形から来たものだろうとか。しかしそれらは後付けかと思
います。