石原慎太郎氏が都知事時代に口にしていた「専門バカ」という言葉は言い得て妙ですね! | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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確か都知事時代だと思うのですが、もしかしたらもっと前か

もしれません。石原慎太郎氏が、口にした言葉です。

 

テレビで学者と論議を交わした時、その学者が「その道の専

門家というのがいるのだから」と言いました。それに対して石

原氏は、「でも『専門バカ』という言葉もありますよ」と、言い返

したのです。

 

学者の人も苦笑しながらその言葉は認めておりました。要す

るに、専門分野のことばかりに固執して、視野が狭まり、総合

的な判断が出来ないことを言うのです。そうなってはいけない

ということは、学者も認めていました。視野が狭いというのは、

絶対にいけないことなのです。

 

今のコロナウィルス対策で、この「専門バカ」という言葉は、大

いに当てはまりますね。とにかく、コロナウィルスには、専門分

野というものがありません。確かに治療薬を開発するのは医

学や感染学、薬学の専門分野でしょうが、そこにいたるまでの

原因分析やデータ収集は、全分野が力を合わせるべきことで

す。専門分野なんて、ありません。それを、いかにも「専門バカ」

という言葉が似合いそうな人たちの狭いグループに任せ切った

ような政府の体質。まあ、絶望的な気持ちになります。