NHK朝ドラの『スカーレット』が失速しているとの記事を、
目にしました。確かに視聴率も、やや落ち気味みたいで
すね。
その理由が、黒島結菜さん演じる三津の存在にあるみた
いなことも書かれていましたが、それは全く筋違いかと思
います。
失速しているとしたら、その理由はあまりに明確過ぎるの
ではないかと思います。話が前に進まないからです。あま
りに、同じシーンを引きずり過ぎです。ストーリーが前に進
まず、気を持たせる展開が過剰です。
上方落語の時代からの伝統なのか、関西系の制作ドラマ
というのは引きずるのが持ち味みたいなところがあります。
しかし物には限度があります。また、ネガティブ展開から逆
転するというど根性パターンも関西系の味みたいなところは
ありますが、それもやはり限度というものがあります。
『スカーレット』の引きずり方、ネガティブ展開は、限度を超え
て過剰過ぎると思います。しつこいだけ。ヒロイン夫婦のやり
とりや失敗もそうですが、彼女の妹が結婚の約束を交わして
から延々と報告ができていない展開も、単なるアホにしか見え
ず、視聴者の共感が飛んでしまうのではないでしょうか?
とにかく、ストーリーが前に進まな過ぎるでしょう。同じ展開を
引きずり過ぎて、あれでは白けるだけかと思います。話のテン
ポが遅いというか、しつこ過ぎると思います。失速も、するでし
ょう!