中日がナニータを残留させた理由について考えられること。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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我が中日ドラゴンズの外国人選手としては、まずもうすぐ獲得

が決まりそうなビシエドが注目ですが、もう1つ、今年ちょっと

しか働かなかったナニータが残留することに、驚きの声も挙が

っています。


私は昨年の今頃この選手について、「もしかしたら救世主にな

るかもしれない」と書きました。


ただその時、「低めの球をすくい上げて運ぶのが巧い」とも、書

きました。


しかし実際に来てみると、その「低めをすくい上げて運ぶ打撃」

が、全く消えていました。少ない出席数ながら3割を打ったよう

に、当てる技術はさすがです。しかし、それだけ。当てた後の押

し込みがないから、打球が飛びません。本当に、当てるだけな

のです。


次第に”こんなはずじゃなかった”と私が疑問を抱くようになった

ら、「肘が痛い」とかでリタイア。そのまま復帰しませんでした。手

術をしたそうです。そして実は、来日前にこの肘、すでに痛めて

いたことが、後で判明したということです。


つまり本来の「低めの球をすくい上げて」ホームランする打撃が、

すでに出来ないコンディションになっていたわけです。当てるだ

けの打撃しか出来ないほどに、肘が痛かったのですね。


手術をしたことで、もしその肘が良くなったら、本来の「運ぶ」打撃

が戻れば、ホームランもルナよりははるかに打てます。その可能

性を、球団側は考えたのではないでしょうか?


来年、ビシエドが4番に座り、ハイメという160キロ豪腕が抑えを

全うするのが理想です。ナニータとエルナンデスはスペアという

位置づけのようです。


ただし、ハイメは、バクチです。とてつもない活躍をする可能性も

ありますが、完全にこける可能性も低くないです。160キロのふ

れこみは、本当でしょう。しかも外国人投手にありがちな上体に

頼った投げ方でなく全身を使うので、手元でも伸びます。とてつも

ないストレートを投げます。


しかししばしばバランスを崩し、コントロールはヤバイです。変化

球は、ストライクが入るのかな。森コーチが良いと言ったフォーク

は、半分くらいの確率で地面にたたきつけそうです。


ということで、もしかしたら、誰も想像しないような事態。新外国人

投手が2人ともこけて、その代わりに昇格したナニータがまさかの

覚醒。320の打率に15~20本のホームランでビシエドと平田と

組んだクリーンアップで今年のチーム本塁打に追いつくという大

奇跡。


こんな事態の中で7番に周平が座れば、間違いなく周平も覚醒し

ます。20本打つかもしれません。まあ周平は、ナニータが覚醒

しなくてもビシエドが期待通りに打てば、下位でブレイクするとは

思いますがね。


とにかく、低い確率ではありますが、ナニータのそうなる可能性

は、ゼロではないと思います。そのケースを考慮しての、残留で

しょう。