今日の週刊ポストで、今年のプロ野球ペナントレースの順位
予想が出ていました。6人の野球評論家が予想しておりまし
て、ハハハ、何とそのうち5人が最下位予想です。
週刊ポストさんには私もお世話になっているのでケチはつけ
たくないですが、この予想に関しては、当てになりません。
いや、週刊ポストさんがどうではなく、専門家の予想というの
は、当てにならないのです。勿論、解説や状況説明は、さす
が専門家というところがあると思います。しかし予想となると、
どうしても常識にとらわれ、保守的になるのが専門家の弱さ
なのです。
プロ野球の予想に当てはめれば、力がわかっている選手の
多いチームの方が、予想しやすいのです。これまでのデータ
に頼ってしまうため、実績に応じた予想をしてしまいます。ま
たその方が、外れた時に言い訳がしやすいこともあります。
今年の中日について、最下位予想した評論家の中にも「未知
数が多過ぎる」という理由を挙げた人がいました。要するに、
弱いのではなくて、わからないのです。そしてもし予想に反して
優勝でもしたら、それは去年の実績がまるでない新人や若手
や故障上がりの選手たちが大活躍したとしか考えられないわ
けだから、
「いやあ、あの選手があんな活躍をするなんて、誰も予想しなか
ったでしょう。だから野球はわからないし、面白いんでよ!」
なんて風に、言い訳もできます。
だから、今の段階で専門家が最下位予想をするのは、無難な
発想です。そして秋になったら、その人たちはこぞって
「だから野球はわからないし、面白いんですよ」
と苦笑いすることと、思います。