「日本政府は臆病でずるい。原爆を落とされたのにアメリカの言いなりだ・・」
これは、イスラム国を名乗る国際犯罪組織の兵士が、言っていることです。
連中のやっていることは、イスラム教と呼ぶに値しない凶悪犯罪です。ただし、日本の実態や動向をよく研究していることは、はっきりしました。
それに対して、日本政府の今の状況を見ると、安倍総理は中東情勢に実は無知なままバラマキと演説をやったと見られても仕方ありません。
ですが、ここで安倍氏を責めても、意味はないです。それよりこれから心配なのは、追い詰められた安倍氏が、やはり集団的自衛権が必要だとか、憲法改正しないと国を守れないなどというとち狂ったことを言い出さないかということです。
そんな発言や行動をしたら、歓喜するのは自称イスラム国の連中です。
集団的自衛権がどうのなどと言ったら連中は、「見たか、日本は戦争をやるつもりだ」と、世界に向けて、発信するでしょう。そして、受けて立つとばかり、日本国内にスパイを大量に送り込み、そこら中で自爆テロをさせるでしょう。
それだけでは収まらず、日本で社会に不満を持ってヤケになっている若者たちを、無差別殺人へと誘導するはずです。そうやって、崩壊へと向かわせようとするでしょう。
ズル賢さでは、日本に比ではありません。そうした相手に、力には力、の論理で行くのは、自殺行為です。
そうした相手に対して最も有効な武器は、逆にきれいな心。真実と理想を訴える精神です。きれいごとで、良いのです。
幸い自称イスラム国は、表向きでも、理念と理想を掲げています。そんな相手に対して、日本が古来持つ、共存の精神、多文化が共生する理想社会を真摯に訴えるのです。
イスラムの教義も研究し、彼らの間違いを訴えて話し合いの重要さを説くのです。
今、実際に本当のイスラム教徒たちが数多く、後藤さんの解放を訴えています。そんな中で日本政府も理想社会と共存の精神を訴えれば、世界中で味方が増え、イスラム国はどんどん孤立していきます。穏やかになるか破滅するかどちらかの道へ突き進む可能性が高いと思います。
彼らが弱いのは、武力や力の理論よりも、むしろきれいごとでしょう。
どこまで日本政府がそれを、理解できるかです。集団的自衛権などで平和や国家を守れる時代ではないことを、自称イスラム国という最強犯罪組織と対峙することで、逆にわかって欲しいです。