日本初の女性タクシードライバーと小山明子さんの類似点 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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最近は女性のタクシードライバーが増えましたが、20年くらいまでは

少なかったような気がします。


ただし、その誕生は意外と古くて、1932年、昭和7年のことなのです。


その、初の女性タクシードライバーは、それまで主婦でして、夫は京都

大学の助教授蜷川虎三氏でした。


この蜷川博士は、優秀ではありましたが、口が悪く、しょっちゅうけんか

をすることで有名だったそうです。そのため、


「夫があの性格が元で万が一失業した時に備え、手に職をつけようと思

った」


と、夫人は言っていたそうです。

裏を返せば、「いざとなったら私が生活費を稼ぐから、あなたは自分の

信念を曲げずに生きてちょうだい」というエールも含まれていたのです。


そこで思い出すのが、一昨日亡くなった大島渚監督と小山明子さん夫婦

です。


大島監督は、京都大学の出身でしたよね。そして、結婚した時、大島さん

はまだ助監督でして、生活はスター女優の小山明子さんが支えていたそ

うです。


その後、大島渚さんは監督昇格後、口が悪くてけんかをよくしていたという

ところが、先の蜷川博士と同じ。干されることは、覚悟な様子でしたし、本人

もそういう発言をされてました。


しかし、そういう監督を支えていたのが、夫人で女優の小山明子さんでした

よね。


野坂昭如さんと監督の喧嘩を笑顔で止めている映像が何度も映し出され

ますが、あの止めている小山明子さんの姿、超ウルトラ格好いいですね!