実は縦縞より横縞の方が、スリムに見えるそうです。 | 山科薫マニアックな世界を楽しみましょう

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もう15年以上前、1996年秋のことです。清原和弘さんがまだプロ

野球で現役バリバリだったその当時、西武ライオンズからFA宣言

しました。そして、読売と阪神の獲得競争になるのですが、その時

の阪神・吉田監督の口説き文句が話題になりました。


「阪神タイガースの縦縞のユニフォームを横縞に変えるくらいの覚悟

で君を口説いている」


その時、「横縞なんて、格好悪い」という声が、圧倒的によく聞かれま

した。確かに、野球のユニフォーム以外でも、たとえば普段着とかで

も、横縞の服というのは、まず見ませんね。


色々理由はあるのでしょうが、ひとつには「横縞が太って見えるから

というのがあるそうです。

しかしそれは、錯覚。実は「横縞の方がスリムに見える」という学説

があるのです。


「ヘルルホルムの正方形」と呼ばれるもので、これは、心理学に基づ

いているそうです。


横の線を当分の距離で並べていって、正方形をつくります。するとそ

れは、人間の目には、正方形なのに縦長の長方形に見えるというこ

とです。逆に縦の線を同じく並べていって正方形をつくると、それは横

長の長方形に見えるということです。


従って人間の心理学においては、横縞の線が入った服をきた方が、

縦長に見えるということですから、スリムに見えるのです。


実際、阪神タイガースの選手が、スリムに見えるでしょうか。まあひと

きわたくましいプロ野球選手はともかく、学生野球で縦縞といえば、

東海大系列が代表的ですね。本家の大学の他、高校野球でも、東海大

相模をはじめ、甲子園にどこかしら出てきます。観察してみると良いと

思います。


私の目には、縦縞のユニフォームは、ガッシリして体そのものが大きく

見えるのですが。


スリムというのは、見ようによっては「きゃしゃ」にもつながります。おしゃ

れを競うのでなく、激しく勝負を競う野球のようなスポーツでは、見た目

で相手を威嚇するのも有効な要素になります。スリムに見えて良いこと

など、ほとんどないのです。


そんな野球のチームが多数利用しているということは、スリムに見えない

ことの証明ではないでしょうか。