プロ野球、今年は飛ばない統一球にも慣れて去年よりも打撃
が活発になるのでは、なんて言われていましたが、逆。更に
投手有利の状況が続いています。
そうなると、本塁打以上に詰まった当たりのポテンヒットが試合
を決めるケースが出るかもしれませんね。
このポテンヒットのことを、昔は「テキサスヒット」、丁寧に、「テキサス
リーガーズヒット」などと言っていたのですが、最近は聞かなくなり
ましたね。あまり。
これは、アメリカには、大リーグの下に3A、2Aとありまして、それ
よりも下にテキサスリーグというのがあったのです。今は、1Aとい
うようになったんですかね。
それで、ラッキーなポテンヒットなら、テキサスリーグの打者が大
リーグの投手と対戦しても打てそうだ。ということでテキサスリー
ガーズヒット」と呼ばれるようになったそうです。
しかし、実際には、強打者の方がポテンヒットははるかに出やすい
はずです。よく甲子園の高校野球で、プロ注目のスラッガーが打席
に立つと、外野手がフェンスに貼りつくように深く守っているケース
を見かけると思います。それが裏目に出て、前にポトリと落ちるこ
とも、また少なくないですね。
プロでは、そこまで極端に深めの守りは少ないですが、それでも
強打者の時は並みの打者より深いはずです。従って、その分
ポテンヒットは出やすいのです。
テキサスリーグの選手がテキサスヒットを打つのは、至難の業。
難しいでしょう。