基本通りを考える⑫ | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

 

 

 

ブログ更新をお休みしてましたが体調不良ではありません。

演奏依頼があったり、コロナ禍からご無沙汰していた人たちとの再会があったり、元気にお楽しみしてました。

最近、時の流れがすごく早く感じるのですが、ぼーっとしている時間(集中している時間とも言う)が伸びたんでしょうね。

 

 

 

さて、得意な曲・好きな曲などで演奏開始。

その間になにをしているかというと音に集中しています。

ミスしている部分の音をきちんと反省しながら演奏している、そんな感じです。

 

あ、クソツボ(音程がハズレた)

あ、スカ撥(弦を叩けなかった)

あ、引っかかった・・・

あ、・・・

あ、・・・

 

こんな感じで演奏してます。

その時に左手側、右手側の様子を目で確認したり、首・肩・背中の力が入りすぎてたりしてないかを確認してます。

じょんから節から始めるとけっこうダラダラと長く演奏できるので、腰を中心に左右へ身体をひねってみたりと大きい体勢変化をさせて確認したりもします。

三味線を演奏しながら三味線の置く位置を変えたり、腕を置く位置を変えたり、撥の持ち直しもします。

全部、舞台上でも使う事のある動作なので確認=実践という感じでお稽古してます。

 

曲の流れも当然集中しなくてはならないですよね。

一人で演奏しているんですが、二人、三人の自分があれこれ考えている感覚。

そうやって不意のミスにすぐ対応できるお稽古にもなってます。

 

得意な曲から始める理由に気付きましたかね?

勝手に身体から出てくるフレーズを演奏してるだけなので、集中力を他に割くことが出来るんです。

おそらく多くの方がそうだと思うのですが、合奏曲の六段が一番なにも考えないで演奏できるんじゃないでしょうか。

そういった慣れに慣れまくった曲を材料として身体を調整したり、楽器を調整したりすることで舞台で役に立つ技術が身に付ける事が出来ます。

 

 

 

 

 

いっつも同じ曲を演奏しているのは飽きます。

でも飽きたで終わらすのではなく、考え方を変えてもっと深く曲を演奏する事も必要ではないでしょうか。

ということで今日はここまで。

ではまた。