原因追究の妙 | 津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

津軽三味線奏者 佐藤壽治の徒然日記

主に佐藤壽治の日記、重造会の活動など紹介。

宣伝活動、演奏やお稽古について書くこともありますが、大半は日々気が付いた事を書いています。

余計な記事は読みたくない方もいるとは思いますが、お付きあいよろしくお願い致しますm(_ _)m

ブログを御覧いただきありがとうございます。津軽三味線奏者の佐藤壽治です。

 

 

ぎっくり腰のお話には続きがありました。
家族から「もう少し診療した方がいいんだけど、って先生言ってたよ」と伝えられ、いつものところへ通院するとまだ続きがあったようです。
痛みの原因は様々な要因が絡み合って生まれていて、そのひとつを解消するとあっちが、そのひとつを解消するとこっちが、なんかそんな話を過去にも書いた気がしますが、今回のぎっくり腰に関してはもう少し複雑だったんだと実感。
 
それもそのはずで、コロナ禍中は通院していませんでしたし、セルフコントロールである程度の対処してました。
その対処は当然完ぺきではないので積み重なっていき、ある大きいタイミングでガラガラとなだれ落ちてきたというわけです。
そのままあるタイミングが来ずに、だんだんと積み重ねが解けてくればなんともなかったんでしょう。
 
 
それで、診察をうけたわけですが、おもしろいものです。
 
 
自分の身体なのに自分で気が付いていない痛い場所とかあって、それを筋肉の流れ、筋や関節などなどを見ていくと繋がってるんですね。
三味線を構えて右脇腹部分にかかる胴をおさえるための力って結構背骨に負担を与えてるようです。
 
そのままおしりの上、右上くらいから骨盤まで。
なるほどなるほど、とまた自分の身体について詳しくなれて良かったです。
 
 
原因追究っておもしろいです。
 
 
三味線も一緒でなにも考えないでお稽古してても発展がありません。
無心で音を追っかける、という無心に罠があるんです。

いい音はいい音が出るための角度や強さ、強さには道具の性格に撥を操作する身体能力も関わってきます。
技術が足りない、とでも言えば分かりやすいでしょうか。
 
あるレベルに達して悩んで悩んで行き詰った時は無心で演奏を何度も何度もやり尽くすのもいいんでしょうけど、悩まなくてはならないほどの状況なんてそんなにすぐに来ませんし、だいたいは単純なお稽古量の不足です。
 
子どもがいい例で、「子どもは上手になるのが早いね」なんてよく言われますが、その子どもって何歳からお稽古を始めて今何歳ですか?

小学校1年生から始めて、現在小学校6年生だとお稽古歴は何年でしょう?
そして一日当たりその小学生は自由時間を何分お稽古に使っているでしょう?
大人より自由時間は少ないでしょうか?多いでしょうか?
 
と、考えて理解できればいいんですが、自分の努力の足りなさを認めるのはイヤなので理解出来ません。
「子どもと一緒にするな」なんて事を思ってしまったらアウトです。

大人のプライドっていうのが邪魔するのは分かるんですが、音楽の世界は年齢で動いてません。
年をとっても枯れる事はないし、若くても枯れる場合もある世界なので、プライドを設定する場所をきちんと考えないと恥をかくだけです。
 
 
 
 
 
と、実はアルバイト中にあちこち痛めたところがあります。
それなりに治ってるとは思うんですが、きちんと治ってるのかだけ確認しておこうと思います。
これもまた原因追究しなくては。
ではまた。