ストレスへの対処法は、何かを成そうとすると必ずつきまとってくる問題です。僕もどちらかというとストレスに弱く、10代のころはいろいろと苦労しています。
完璧に何かをなそうとしたり、意志を強く持ち何かに挑戦しようとすると、必ずストレスは大きくなってきます。そのストレスに打ち勝ったり、うまく減らしたりして、人は何かの結果を出していきます。
大きなことを成そうと思うと、たとえそれが音楽のように楽しくやりがいのあることでも、しんどいことは必ずあり、ある程度のストイックさは必要となってきます。
たとえ子供たちの大好きなゲームでも、大会で絶対優勝したい、と思えばストイックに何事かは練習などしなければならないでしょう。へらへら笑っていられるだけで達成できるものは、必死な人間に比べれば僅少なものです。
受験とはその最たるものです。勉強も適当にやっていれば楽しさは見つけやすいのですが、受験で「使い」、競争に勝ち抜かなければならない、となると楽しんでばかりはいられません。普段はなるべく楽しんで、受験学年の1年間はストイックにやる、というのが勝てる子のパターンでもあります。
しっかり1年間ストイックにできる子は、今は本当に少ないので、1年という単位でストイックになれるなら必ず才能以上の学校に行けるでしょう。
小学生ですと、親にペースメイキングが完全にされてしまっているパターンがあり、子の意思とは関係なくストイックさを要求してしまってあまりうまくいかないパターンはあります。やはり、受験学年になるころには子供中心になっていないと、そのストイックさも歪んだものになり、中々結果がでないようです。
僕はストレスとは正面きって向き合っていくことを推奨しています。
なぜそれがストレスなのか、目的のためにどう役に立ち、どの点が嫌だからストレスを感じるのか、それを静観して原因を論理的に分析します。それが直せるなら考え直し、どうしようもないことなら諦めます。その作業もストレスと向き合う習慣がないと難しいです。逃げる習慣がついてしまっている人をよく見かけますが、それでは原因も特定できずしんどい状態が長く続くでしょう。
僕は10代の進学校での追い込まれた中で、この辺のコツを身体を壊しながら会得していっています。だから自分でストレスに弱いことは知っているし、ストレスを受けると身体のどこにまず変調が来るかもわかっています。また、にげると余計にしんどい時期が長引くこともわかっています。
そんなこんなで毎回の定期テストで自分を追い込んでやれるだけのことをやったりしており、死にたくなるくらい繰り返していました。もちろん、我が母校のように進学校毎回の定期テストがそれだけのボリュームで、よいクオリティだったことが前提ですが。
高3のころは、むしろ勉強だけしていれば良かったので、楽なくらいでした。
ストレスに対抗する一つの手段が「達成感」をコントロールすることだと思います。
達成感=満足感と言い換えても良いかもしれません。古い日本人は何かを達成したとき、例えば、漢字テストで満点だった時など、「こんなもんで満足していてはいけない」と思う方が多いと思います。こんなところで満足していたらこれ以上の進化はのぞめないと思うのでしょう。
でも、僕はそればかりではいけないと思っています。漢字テストが満点なら、そこで大いに満足すべきです。どんどん満足して、毎日のノルマを達成して満足して、また次に行けばいいのです。そうした方が、達成感を糧に次に進むことができます。「よし!」という、自分を認める感覚が、ストレスを受けても負けない自分を作ってくれるのです。自己肯定感にもつながるでしょう。
僕がこの感覚を得たのは中2くらいで、当時ハマっていたイチロー選手のエピソードを聞いてからです。イチロー選手は毎打席手を抜かずに準備をする代わり、ヒットを打った時はそこで大いに満足するそうです。その感覚を日々の小テストに応用していたのが、僕の中学時代でした(笑)
参考文献↓
イチロー 会見全文
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満足感は小さなところからどんどん感じて、ストレスに対抗していけば良いと思います。すると、いつしか努力は継続し、才能ある人間にも勝てるチャンスが巡ってくることでしょう。
老子がその書老子道徳経でいうところの「足るを知る」という神髄もこの辺にあるのだと思います。
暑いですが、皆様お身体にお気をつけて、残りの夏を駆け抜けてください。自分を追い込む前に、小さなところで満足することも意識してみてください。
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