大学受験と中学受験の違い | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 そろそろ高3の方は定期テストや全統マークなどが返却され、一喜一憂されているころでしょうか。全統記述が難しすぎてビビっているころかもしれません。

 

 この時期の高3生は点数がでないことが当然です。すでに進学校の上位層では実力が完成仕切っている子もいるのですが、9割以上の子は全然完成を見ていません。ですので、安易に偏差値や判定に惑わされないことがこの時期は大事です。

 

 中学受験では、けっこう偏差値も当てになる部分はあります。でもそれは主に秋以降のことで、なおかつ、中学受験では親の管理の下、全体的にかなりしっかりとした平均完成度があるために、当てになる部分があるのです。

 が、大学受験では全く事情が違います。

 

 まず中高6年ないし、高校3年で準備する大学受験の内容は、高度で広範であり、国立志望の子ほどいろいろなことに手を出さねばならないはずです。この時期では完成度が低くて当然です。

 進学校でもほとんどの子は、「どこが自分の弱点か」「点数をとるにはどうすればいいか」の認識があまい子が多いのです。

 

 特に中高一貫校の方たちは、6年間も厳しい受験から遠ざかっているので、どういう駆け引きをすれば点数を効率的にとっていけるかを忘れかけている子が多いです。学力と得点効率、テストでの点の取り方は別問題です。

 

 予備校では主に、学力・知見そのものを深めるというよりは、その「点の取り方」を教えているのです。もし予備校などに通うとしてもそこを勘違いしないようにしましょう。

 

 やはり高3になったなら、「駆け引き」を覚えることが大事です。学問的な深さは一度置いておいても良いです。勉強をして何の意味がうんぬんの問題ももう受験を目前にしているのですから、一切意味をなしません。少なくとも学歴をゲットするのには役立ちます

 

 甘えたことを言っていると、今は精神的な成熟度が高校生では恐ろしく差が開いているので、どんどん現実の方も差が開いていく現実があります。甘ったれたことを言っている子は要注意です。やるしかない現実を見ましょう。

 

 駆け引きとは、時間配分捨ててもいい問題を考えること、などです。受験では、自分の学力をできる限り百パーセント点数にする意識はやはり必要です。見ていますと、多くても8割くらいしか得点にできていない方が多いです。半分くらいの子も多いです。

 計算ミス、綴りミス、マークミス、などミスの要因は多いのですが、それを「自分はどこにひっかかりやすいか」に注目して、洗い出していく作業をどこかでせねばなりません。

 

 いつやるか、今でしょ(笑)

 

 中高一貫校の6年間は在学中、このテスト的な『駆け引き』を考えなくてもよいからこそ、大きく深くも伸びていけます。また、そうでなければ進学校の意味がないでしょう。

 

 また、偏差値主義に陥らないことが大切です。合格判定も、偏差値を基にしたものですから、同じことです。

 センター試験ならば、そこで8割程度の点数をとればよいのです。ですから、今の偏差値だけで志望校を諦める必要は大学受験ではよりありません。最後まで挑戦をし続ける覚悟で良いです。素点を気にすることが大事です。どうやって合計であと50点を取っていくか、などの具体的戦略が大事なのです。

 

 そして、素点を気にすると、「もっと日本史やんなきゃな」「英語、熟語の知識なさすぎ」などの、点数に関する足りない能力がこの時期の模試では見えてくるはずです。それを夏までに具体的な目標(ネクステ1周する、数2・Bまでチャート式終わらせる、など)やってしまうようにしましょう。

 

 もう受験まで(センター試験)半年くらいである、という恐ろしい事実もありますので、油断をしないことが肝要です。

 

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