短冊にどう願うか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 今日は七夕ですね。願い事を短冊に書く方も多いのでしょうか。

 僕は割にお願い事をする、神頼みという感覚はほとんどありません。「誰かになんとかしてもらう」という感覚では勝てないだろうな、と中2くらいの時に思いまして、「努力させてください」と初詣などでもお願いすることにしています。今では「努力させてもらってありがとうございます」という感じになっています。こっちの方がしっくりくるのです。

 中学受験を見ることが多い最近では、中学受験がいかに恵まれたモノであるかを実感することが多いです。その中でクラス分けで苦しんだりできること自体が結構有難いことではあると思うのです。

 そもそも中学受験は教育熱心な親御さんでないと、我が子に受けさせようとも思わないでしょう。そして、まあ、親御さん達が思うところより偏差値が低い学校にしか行けなかったとしても、中学受験組はすでに4年制大学決定組、のようなものでして、今の日本では4年制の大学に行く人口は4割程度です。(短大を入れればもう少しいきます)

 じわじわとこの率は増えているそうなので、今年はどうかはわかりませんが、意外に少ないなと思われるのではないでしょうか。こんな大学に行って意味あるのか、というようなことは多々あるのですが、大学に行っている時点でまあ、いわゆる上位4割のようなものなのです。

 僕は進学率が高くなったからといって日本が良くなるとは思っていません。大学進学率8割の韓国などを見ればそれはわかると思います。やはり、理系的な特殊技能やより深い学問を学びたいとする「上昇志向」「向学志向」「社会奉仕志向」の高い方のみが行くべきだと思っています。

 その辺を履き違え、単なる「大卒資格機関」のような捉え方をしている方が最近では多すぎると思います。そのような捉え方の延長が、「開成だとすごい、巣鴨だとへぼい」みたいな、業界を知っている我々からすれば、失礼千万、勘違いも甚だしいことを平気で思ったりもするのです。また、低い偏差値の学校しか受からなかった場合に傷つくことにもなります。その傷は、勝手な勘違いから来ているのかもしれません。
 ネームバリューだけを気にするのもそろそろおしまいにせねばなりません。

 ちょっとでもお父様の会社が不景気で潰れたり、お母様が体調を壊したりするともうできなくなるのが中学受験です。そのあたりの幸せをしっかりと認識して、短冊を書こうではありませんか。

 短冊には「最後までしっかり努力しますので、よろしくです」って書いとけばいいのです。志望校合格まで星に願うと、向こう(星?)の方でも「いやーまいったなー、実力ねーのに厳しいっぺよー」って頭をかいているかもしれません(笑)

 いつも読んでくださってありがとうございます。



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