結果だけみていないか | お受験ブルーズ

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現役講師がお受験を通じて世間を眺めています。
大手塾勤務→独立→プロ家庭教師と変わって来ました。(作曲・編曲、戦国シンフォニックメタルバンド「武士メタル~Allegiance Reign~」のベーシストとしても活動しています。どっちも本気です)

 気合を入れ始める時期というのは誰にでも訪れるものです。真面目に謙虚に人生を考えるならば、そのような瞬間はきっとくるのです。ならない子はまず謙虚さから教えていけばよいのだと思います。とりあえず、大自然にでも触れさせてみては(笑)?

 ただ、注意しなければいけないのは、気合を入れ始めたからと言ってすぐに結果として表れるものではない、ということです。やはり、今までテストに本腰を入れてなかったわけですから、ケアレスミスや、書記のミスなどを頻発するのが常です。もしかしたら、点数はさほど変わらないかもしれません。

 でも、よく見れば必ず勉強の成果は表れています。誤回答の中にも、必ず「勉強したからこそ書ける間違い」というのがあります。そこに気づかずに怒ってしまうと、また勉強のやる気がそがれてしまうことでしょう。

 たとえば、「水は何原子からできているか」という問いで、水の構造式が書かれていて、粒が多い方の原子を答えるとき、「酸素原子」と間違って書いているとします。答えは、水素原子の方が2倍多いので、水素原子なのですが、酸素原子と書けるということは、何らかの勉強をそこで行ったなのです。

 ここに気づいてあげて欲しいかなと思います。勉強を全くしていない子の解答はホントにテキトーか真っ白です。書いてても全然違うコタエを書いているものです。勉強している子の誤回答は、それとはまったくの別物なのです。

 テキトーなのか、頑張ってけどダメだったのか、その違いを、教師や親御さんはわかっておくべきです。結果主義もいいですが、まずは過程で頑張ったことが一つでもあれば認めてあげるというのが、良いと思います。すると、次も頑張ろうとなっていくものです。

 確かに点数という結果がすべてではあるのですが、長い目でみると、そうではない。一つ一つ頑張ってきたものが、が最後には効いています。

 努力が点数になるまでは、かなり時間がかかるものですよ。

 いつも読んでくださってありがとうございます。
 


教え子の医学部留学生がブログをはじめました。医学部にご興味のある方はどうぞご覧になってください。医学部生のきつさや海外生活なんかの赤裸々なところがわかるかもですよ、むふふ。
こちらです。
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