東京大学の入試には前期日程と後期日程があります。僕らの時代ではセンター試験を受け、前期後期とテストに臨んでいくのですが2008年より様変わりをしているようです。
かつて後期日程の東大入試といえば、英語と得意な理科(理系)や社会(文系)を選び、その科目に超がつくほどマニアックに精通しているもののみが通るという一芸で通るような印象がありました。僕は生物が鬼のように得意でしたので前期はイマイチでしたが後期の判定は結構よかったのを覚えています。
東大の入試は絶対的な論述力、細かい知識ではなく知性が求められます。「なにそれ?」っていうくらいマニアックでくだらないことを聞いてくる私立大の問題とくらべれば東大のほうが受かりやすいという方も多いです。
ただ、08年より後期日程は様変わりし、なんと理文の区別がなくなりました。多少の選択問題はあるものの、理3以外は後で受かってから文1とか理2とか文科を決める方式のようです。
このことは未来の教育業界の動きを予見しています。東大の入試は時代とともに移り変わってきています。それは世相を反映したものになっているのです。
つまり、理系文系の区別をこれからは無くす方向になっていくだろう、ということです。確かに数学のできない文系や勝海舟さえしらない理系はちょっとおかしいです。が、実際にそんな感じの人は多いです。
東大は実はセンター試験があるのでまだマシですが、名門私立の文系の方は本当に数学ができず、会社側も要らないまたは使いにくいというところが多いそうです。
理文の区別がなくなって、では何を求められるか。それは「論述力」です。他人に自分の考えを伝える能力です。また、それを書くための幅広い視野や知識もあったほうがよいでしょう。どんどん作文などの課題をしていくのがよいでしょう。
算数も論述っぽくなる時代がくるかもしれません。
あ、長くなったので今日はこの辺で。いつも読んでくださってありがとうございます。
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