一碗の茶の中に“すべて”がある



萬刧渇心直下休

萬刧(ばんごう)の渇心(かっしん) 直下に休す



私たちは常に

色々なことを考え(考えさせられながら)
日々を暮らしています


心頭はいつもでいっぱいの状態




だけど

お茶を飲むその一瞬だけは



すべてが

ス・・・・・・・・・ッ 



無くなる







お茶というひとつの“スイッチ”を使って

その状態に導こう  ・  ・  ・





他人に蔑まれようが

他人に尊ばれようが


そんなことはどうでもいい




その一瞬


一碗の茶



ありとあらゆる悩み 苦しみ 強欲


そして 渇いた心



一気に潤してくれる  ・  ・  ・





自分の心の在り様


“味”となって ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・









・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・   ・





辛丑 夏至後四日 涼雨
KANAME



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