この記事を読んでいて。
未だに【ノネコ】(【ノイヌ】)などと括るのを当たり前としている。
あまりに時代遅れな、この国の法律に絶望と失望を抱くと共に。
しかしながら、それ以前に。
たとえ【野猫】(【野犬】)であったとしても。
人間以外の命を一方的に奪うこと。
それ自体を罪とはしない、この国の考え方に。
大きな問題が有るように思います。
今。
札幌市で熊の親子が街に降りてきたとして。
母熊を射殺し、子熊も再び姿を現したら、同じように射殺するという市の判断に。
多くの賛否が寄せられてもいます。
その中には。
"人に危害を加えることも有るのだから(射殺は)仕方ない"という意見も多く。
それらを読みながら。
あまりにも『人間ファースト』な考えが当たり前とされていることに。
悲しくも失望しました。
人間だけが幸せなら。
それで良いのでしょうか?
人間だけが。
命を長らえる為なら、他の生き物の命は。
無慈悲に奪っても構わないのでしょうか?
(この点は食肉の問題とも被ってきますが)
ましてや。
"野生だから殺していい"などという理由で。
命を奪うなど。
あまりにも身勝手で傲慢ではないのでしょうか?
かつては自然の中で共に暮らしていた私達も。
"野生"の一部で在った筈なのに…
そして。
これらの記事の後に次のような記事を読み。
改めて胸を痛めるのです。
こんなにも愛情深く、尊い生き物達の命を奪う権利など。
絶対にある筈がありません。
この国は。
いつになったら気がつくのでしょうか?