親鸞聖人850回目のお誕生日。
親鸞さま、おめでとうございます!
そして、
父である前住職の一周忌の命日。
あっという間の一年。
時間ばかりが過ぎたように思いますが、
正直にこの一年は、とても大変でした(苦笑)
決断や選択をせまられたりすることがたくさんありました。
どうして良いのか分からず、様々に悩むこともありました。
こんな時、
父ならどうするかなぁ?
と、想像しながら決断や選択をしてきました。
もちろん、息子(副住職)から見ていた父(住職)は全てが完璧だったわけではなく、
全て従うわけではありませんし、逆の決断なんかもありながら(笑)
ただね、
そう思い、考えることができることが有り難いです。
生前、特にここ10年は、私に「あーしろ、こーしろ」と多くは言いませんでしたが、
父の背中、後ろ姿で生きる指針を示してくれたように思います。
昨年8月24日付で浄福寺の住職・代表役員に就任させていただきました。
祖父、父が時の総代より代務住職を頼まれ、引き受けていました正玄寺は、新役員が決まっていない状況があり、今後の見通しが立たない状況が続いていました。
先日ようやく役員・総代が集まられ、新たな方に役員・総代をお頼みしたいと話がまとまりました。各々への依頼はこれからですが…
ほんの少し、前に進みました。
その他、まだまだ、解決せねばならない課題があります。
焦っても進まないことは、ゆっくり、じっくりと時を見ながら進めたいと思います。
気がつけば、
お寺のことだけではなく、諸々とたくさんのことを背負い、
毎日が多忙で
心も体も余裕がなく、
何度も何度も押し潰されそうになりました。
自然と
思考が後ろ向きになり、挑戦することを忘れ、ワクワクする心がなくなっていました。
だけど、潰れずに一年間を過ごせました。
ひとつだけわかったことがあります。
おそらくこれから先もずっと多忙なんだろうと。
今以上にたくさんのことを背負い生きるんだろうなぁと。
ならば、この境遇を受け入れて生きようと。
一度きりの大切な人生を歩もうと。
お互いに余裕のない時は、約3時間に一度は喧嘩することもありますが、妻こと坊守と共に。
日々、凄まじい成長を見せる三太郎に活力をもらいながら。
有縁の皆さまのお支えの中で。
ここから少しずつ、前を向きたいと思います。
少しずつ、上を向きたいと思います。
少しずつ、忘れていた人生のワクワクを、挑戦する気持ちを取り戻したいと思います。
父さん、
あなたの往生をご縁として、不器用にも息子は奮闘しております。
あなたの往生をご縁として、仏法の味わいが少し深まった様にも思います。
親鸞さまよりお勧めいただき、あなたが歩んだ浄土への道を、私も歩ませてもらっております。
ありがとうございます。
なんまんだぶつ、、、 (住職)