救世主 | 副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

副住職&若坊守の奮闘日記【第二章】〜住職&坊守編〜

浄土真宗本願寺派のお寺の副住職&若坊守がお寺の日常をつづって参りましたが、一昨年より急遽、住職&坊守の立場となりました。
より奮闘する日々を、気ままにつづって参ります。


おらがまち高梁市。

“たかはし”

と読みます。

市の中心部から車で40分ほど行ったところに、

吹屋(ふきや)と言う地域があります。

その昔、江戸中期から明治にかけて銅山として栄えた標高500mにある町です。

石州瓦とベンガラが塗装され、統一感のある街並みが美しく、

今日では “吹屋ふるさと村” として、高梁市が誇る観光名所となっています。

昨年には、『ジャパンレッド発祥の地』として、日本遺産にも登録されました。

詳しくはこちらをご参照ください。


そんな、吹屋の地に名店が。


観光に行かれた際など、是非お立ち寄りいただきたいお店です。

その名も
“二代目ふるさと村休憩所 吹屋食堂”

外観


切り盛りする店主は、がっちゃん。

数年前に東京から移住し、吹屋の住人に。

約40年前、観光客への休憩所として始まった吹屋食堂。

地元の女性がずっと切り盛りされていました。

ご高齢になられ、廃業を予定されていたところに、

救世主 “がっちゃん”


みっちりと修行を積み、二代目を襲名。

誰からも愛される町の人気者。

それは、人柄はもちろんのこと、町にかける本気の思いを地元の方が感じたからでしょう。

吹屋だけではなく、高梁市にとっても救世主。



お店のメニューは、

“山菜うどん” と “けんちん田舎蕎麦”  のみ!


山菜うどん


けんちん田舎蕎麦


あっさりと素朴な味わいに手打ちの深みが。


お店に行かれた際、

私の名前を出してください。

お値引きはありませんが、

がっちゃん満面の笑顔に出会えると思います。

おそらく(苦笑)



岡山県内において、過疎・高齢化率トップクラスの、おらがまち高梁市。

そんな町に魅力を感じ、

地元民では実現出来なかった、

気づけなかった、

町の良さ、可能性をカタチにし、

奮闘している優秀かつ有望な若者が、たくさんいます。

また、改めてご紹介します。




がっちゃん、

元気をいただきに、近々行きます!





なんまんだぶつ、、、  (副住職)