![16808052_1099658186_155large](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/52/78/j/o0423064012859514208.jpg?caw=800)
女性は入れないモスクだそうなので、モスク境内で座って、男の人達が次々に本堂に入っていくのを見ていたら。
ギョロリとした目に鷲鼻、細いあごの、いかにもチュルク~中央アジア~なお爺さんが、
「なんでそんな所に座ってるんだい」
と(ウイグル語で)話しかけてきた。
友達が礼拝しているのを待ってるんです、とトルコ語で答えた。簡単で短い文章にして言うと、けっこう通じる。
「はぁ~、礼拝しているのかい、そりゃあいい。あなたはマレーシア人?」
スカーフをしている私を見て、お決まりの言葉を聞いてきた。
日本人です、と言うと
「日本人!そしてムスリム。ほぉ~、そして礼拝をしているのか。ヤクシー(良いネ)!」
お爺さんは、ニカッと笑って、親指を突き立ててグッド!のサインを作ってモスクに入っていった。
なんだかカッコイイし、お茶目でステキな人だなぁ、、、と思っていたら、モスクのムアッズィン(アザーンを詠む人)に呼ばれた。
なんと、女性は入れないはずなのだけど、特別に本堂の外側(本堂に人が入りきらなかった時などに使う場所)に礼拝用の絨緞を敷いてくれ、ここで礼拝しなさい。と言ってくれたのだ。
たぶん、きっとだけど、タイミングからして、あのお爺さんがムアッズィンに掛け合ってくれたのだと思われる。
私が絨緞の前に立つと、すぐにムアッズィンは中庭で声を張り上げてアザーンを詠みあげた。
スピーカーもマイクも使わない、生声だ。
有り難い想いで、外で一人礼拝をした。
集団礼拝を終えると、また例のお爺さんがムアッズィンと話しながら出てきた。
モスク関係者と仲がいいところを見ると、長老的な存在なのかな。
そして出た、ウイグル人ホスピタリティー!
「時間あるかね?家に来てチャイでも飲まんかね?」
さっきからこの村を歩きながら、家の中を覗いてみたいとウズウズしていたので、二つ返事だ。
ムアッズィンの家に、お爺さんと、青年2人と一緒にあがらせてもらった。
リビングらしき部屋は二つあって、そのどちらも部屋の3/4くらいが舞台のように一段高くなっている。その上に絨緞が敷かれて、低いちゃぶ台がおいてある。
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ちょっと広い縁側のような感じで、靴をぬいであがる。
中央アジアの人は、あの巨大ベッド型ベンチといい、こういう台になってる所でゆっくりするのが好きねぇ。
なぜか、布団がやたらとあるの。そしてウイグルの布団は、キンキラキンがお約束。
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座っていると、しばらくイスラームの話などを歓談して、クルアーン詠まされたり(チェック?)、トルコ語できるなら。。。とトルコ語のドゥアーの本を読まされたりした。
そして、チャイと言われていたけれど、当然のようにお食事がドンドン出てきた!
麺を入れたスープ、スパイシーな鶏肉。
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羊?の肺の煮込み。
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食事して、さぁそろそろオイトマ。。。と思ったら、「車に乗れ!」と言われて、こんどは別の青年の家に。
こちらはバザールで大規模な商売をしている人だそうで、近代的なマンションに、豪華な内装のお家。
最初は、ウイグルでお客様を迎える時のお決まりスタイルで、ドライフルーツ等がテーブルに飾り立てられている。
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その後、出るわ出るわ。。。
穀物入りのスープやら、魚のスパイシー焼きやら、水餃子やら、ドライフルーツを煮込んだ甘い飲み物やら、デザートにスイカまで。。。
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![106808052_1099838477_129small](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/1f/86/j/o0240018012859514292.jpg?caw=800)
夜中まで歓待を受けて、ホテルまで送って頂いて帰ってきました。。。
いいのかな、こんな歓待されて。。。
モスクでの出会い、ステキすぎる。。。
・・・・
翌日、シーズンオフであることも、葡萄の木は枯れ枯れであることも承知で、葡萄溝に行ってみる。
でもトルファンと言えば、こんな↓イメージなので
![116808052_1099709560_192large](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/a4/af/j/o0450030012859514302.jpg?caw=800)
葡萄溝に行かずには帰れない。
...が、やはり着いたら、そこは人っ子一人いない閑散とした枯れ木の集まりだった。。。
半額になったけれど、それでも入場料とられる。
入ったけど、nanも無い。
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ちなみにこちら、夏だとこんな感じです。
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博物館、閉まってるし。
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仕方なく、そばの山に登ってみる。
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あー干し葡萄作る建物がいっぱいだねーーという感想で、降りる。
葡萄溝の近くには、ナスレッディン・ホジャ(チュルクの一休さんみたいなお坊さん)の生誕地?もあったけど、こちらは完全に閉館で入れず。
ホジャの出身地、たしかウズベキスタンのブハラにもあったなー。
ちなみにウイグルだと、ホジャではなくアーファンティー(エフェンディ)と呼ばれてます。
しょうがなく、街場に戻って、パッと目にはいったオリエンタルなレストランで昼食。
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![176808052_1099588793_54large](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/c7/b9/j/o0640042612859514339.jpg?caw=800)
内装、外装ともにシルクロードっぽさを前面に出して観光向けだなーーと思ってたら、どうやら漢族が接待に使ったりするお店らしい。
ラグメン
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サモサ
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ポロ
![206808052_1099588810_244small](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/a3/35/j/o0240016012859514351.jpg?caw=800)
お腹いっぱいになったら、バザールへ。
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入り口はお土産ちっくなものが置いているけど、奥は地元の人向けのお店が多い。
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![236808052_1099588767_199large](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/13/a9/j/o0640042612859514388.jpg?caw=800)
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生活用品のお店が面白くて、
ハミ瓜フレーバーのルームフレグランスとか、
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清真(ハラール)フレーバーの石鹸やら、ラクダのミルクで作った石鹸やらある。
![266808052_1099725116_98small](https://stat.ameba.jp/user_images/20140227/16/jyorogumo/c3/da/j/o0179024012859514396.jpg?caw=800)
さらに抜けると生鮮食品のバザールへ。
そんな所でタイムアップ。
ウルムチ行きのバスに乗り、ウルムチへと出発。
・・・ん?
トルファンと言えばべゼクリク千仏洞?高昌故城?アスターナ古墓群?火炎山?
行ってませんが、何か?
だってイスラームに関係ないんだもん。