週末、トルコ内陸のアフィヨンカラヒサルAfyonkarahisarに行ってきました。
イスタンブルから飛行機で40分弱
地名の一部であるアフィヨンとは、阿片のこと💊
中国語から来た「阿片」はアーピエンと発音し、アフィヨンと語源が同じ。
その名の通り、昔も今もケシの栽培が盛んです
今回の旅の目的の1番は、満開のケシ畑を見ることでした
地名の後半「カラヒサール」の由来ついては、後日のブログで書きますね。
ちなみに、2005年までは県名・都市名ともに「アフィヨン」のみでした。今も通称は「アフィヨン」なので、ブログでもこれで進めます。
さて、ケシの開花シーズンを待って、念願叶ってのアフィヨン行き❣️
さっそく、ケシ畑方面へと向かって行きますよ🚗
道中には、春の野花と、ケシの仲間ポピー(ヒナゲシ、gelincik)もたくさん咲いています💐
私はこの、血のように毒々しく赤い、艶めかしい花が大好き💕
なんか見るとドキドキしちゃいます
前に住んでいたトルクメニスタン🇹🇲では春の象徴🌷で、野原一面に咲いていたものです。
さて、村から少し裏道に入ると、うわぁああああ、出ましたよ〜〜‼️
一面のケシ畑✨
あっちもこっちも、奥も、山の麓までず〜〜〜〜っとケシ‼️
ケシ栽培は政府の管理のもと行われていて、収穫はすべて国が買い取るそう。
ポピーシードや、オイル(オメガ3が豊富)、製薬💊に使われます。
それにしてもケシの花、大きくて立派。大人の手のひらほどですね。
高さも子供の背丈なんかはゆうに超えます。
今まで知りませんでしたが、栽培用のケシの花って白いんですね〜。
アフガニスタンのアヘン収穫の画像なんかでも白い花ですね
時々ポツポツと紫色のが混ざっていて、それが綺麗。
……と思ったら、白よりは少ないけど、紫の花だけの畑もありました💕
日当たりのいい場所の畑は、もう花が終わって、オピウムのもとになるケシ坊主になってます。
このケシ坊主も、鶏の卵🥚ほどの大きさになるのもあって、立派‼️
ここのところ、『Milk of Parsdise』という阿片の歴史についての本を読んでたオット、初めて見るケシ坊主に大ハシャギ!
花の中を見ると、ちゃんとケシ坊主のもとができているんですね。
ちょっとカッパの頭みたい
丸2日に渡って、あちこちのケシ畑を見て周り、堪能しました💕
そんなアフィヨン、ケシの実などを使った食べものも多いです。
ポピーシードのペーストを混ぜ込んだパン菓子、haşhaşlı çörek、haşhaşlı lokurや haşhaşlı bükmeは、郷土の味として有名。
haşhaş(ハシュハシュ)はケシのことね。
ホテルの朝食にも出てました❣️
正直いうと、私はチェコなど東欧で食べたポピーシードペースト餡入り菓子パンの方が好き。味が決まってて。笑
ポピーシードをまぶしたロクムも見かけました。
味は……うーん、ポピーシードってケーキに焼き込むと美味しいけど、そのまんまだと食感がイマイチ😅
私は、ポピーシードのペーストをヌテッラ🍫のような味のスプレッドにしたものと、普通の製菓用ポピーシードを買いましたよ。
見て、食べて。名実ともにケシの街、アフィヨン。
まだまだ、観光に、食に、温泉に……と旅行記はこのあとも続きますので、もうしばらくお付き合いくださいね💕