修復後のガラタ塔へ | 女郎蜘蛛のトルコ生活@イスタンブル

少し前のことですが、ガラタ塔 Galata Kulesiへ行ってきました。

 

まだ新年のイルミネーションが付いてました

 

 

学生の頃は好きでよく行ってて、展望フロアにあったカフェやレストランも何度も利用しましたが、ここ20年は足が向きませんでした。

 

2020年に改装され展示も変わったとは聞いていたんですが、近年は観光客が増えて長蛇の列だし驚き、わざわざ行く場所じゃなくなってました。

 

以前は周辺の治安がよろしくなかったけど、今はオサレな観光地となって様変わりしましたしね。

 

 

でも、娘(6)が学校でガラタ塔のことを勉強して以来、ずっと行きたがっていたし、息子(5)も学校でガラタ塔をテーマに工作などしたようで……

 

 

 

こんな小雨ふる暗い日☔️じゃ展望イマイチだろうけど、関心がある時に見せてあげないと、と行ってきました。

 

天気悪いから混んでないかも?と期待しましたが、ピーク時ほどではないにしろ、入り口までは行列でした。

 

入り口からはエレベーターで上がりますが、三面の壁がスクリーンになっていて、オスマン帝国時代?のイスタンブルの風景が映し出されます。

 

 

 

着いたフロアは、中央にイスタンブルのジオラマと、窓から望遠鏡で展望を観られるフロア。

たしか昔はここカフェでした。

 

 

 

一番眺めがいい窓の前を、ポーズ決めたお姉さんとその写真を撮らされている彼氏📸が何十分も占領しているのに閉口むかつき

楽しんでて何よりだけど、一番いいスポットはやはり配慮していただきたい……。外国から来てる人だって多いんだし。

 

 

 

そこから階段を上がると、眺望テラスのフロア。

昔はこの階の建物がレストランでした。今は一切飲食できないんですね

 

通路がかなり狭く、風も強いので、幼児連れはドキドキします💦

 

 

 

娘が、ここからヘザルフェンが飛んだとか、向かいに見えるのはベヤズット塔だとか、学校で習った知識を総動員してドヤ顔で解説してます。

 

 

 

ここでも、ひたすら自分の写真を彼氏に撮らせている女性がいて、私的には「超ステキ‼️」に見えるのに、「いやぁ〜なにコレェ。取り直し!」とダメ出していて「はぁ?これ以上どうなるってんだよ💢」と彼氏にキレられてました……お、お疲れ様ですニヤニヤ

 

 

 

このフロアから階段を降りると、陶器とか、昔のガラタ塔のエッチングのコピーなどの展示がチラッとありますが、歴史的価値はあんまり無さそうな。

 

建物そのものの階段とか窓とかを見る方が、楽しいですね。

 

 

 

最後のフロアは、17世紀にガラタ塔からアジア側のウスキュダルまで自前の人口翼で飛んだふんわりウイング、と言われるヘザルフェンことアフメット・チェレビーに関する展示スペースとなってました。

 

私は「トルコのイカロス」と呼んでいるw アフメット・チェレビーは墜落してないけど

 

 

大きなスクリーンの前に立つと、腕を動かすことでアフメット・チェレビーの飛行を追体験できる装置がありました。

 

 

 

シンプルな装置ですが、ヘザルフェンヘザルフェン言ってる娘も、歴史好きな母も、鼻血でそーでしたてへぺろ

 

 

 

憧れのガラタ塔に行けて、大満足な娘でした。

今でも街歩き中にガラタ塔が見えると、大喜びしています。

 

 

 

14世紀、ビザンツィン時代のコンスタンティノポリスでジェノヴァ人によって建てられたガラタ塔。

 

600年以上経っても、こうやって若い世代もを魅了するのですね〜。

 

14世紀の地図に描かれたガラタ塔。城壁と一体になっていました